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21日で驚くほど自分が変わる!潜在意識で自分を操る10の方法
菊地克仁
株式会社 往来庵
菊地 克仁

1953年東京生まれ。大学卒業後、飛島建設株式会社に入社。 国内をはじめ、国際事業部の一員として、主に東南アジアの国々(マレーシア、インドネシア他)の建築工事に建築技術者として従事。 1989年 三菱信託銀行に転職し、土地信託事業や不動産有効活用事業に従事。 その後、信託銀行主導で設立準備に参画した新会社に出向し転籍。現在に至る。 2004年ごろから、プロフィールの続きを見る

2017年12月17日

【影響言語】なぜ何気なく話す言葉から、その人の「意識レベル」がわかってしまうのか?(その2)

 

話す「言葉」の差は、「意識」の差 〜自己基準型(内的基準型)と他者基準型(外的基準型)〜

 

あなたは、「何かいい服でもあれば買おうかな」と考えながら友達とあるブティックに入りました。

その場である服を買うことにしました。

その時、あなたはどちらで考える傾向が強いでしょうか?

 

A)「試着したとき、これが一番私に似合うと思ったので、これに決めました。」

B)「一緒にいた友達や店員さんが、「これが一番いい」と言ってくれたので、これに決めました。」

 

この時、

 

「別にこだわりもないし、他の人が「これがいい」という方で構わないの・・・」

 

という考え方もあるし、

 

「絶対に自分のこだわりを活かして着るものを決める・・・」

 

という姿勢もあるでしょう。

 

その差は、結果として買うものや値段にハッキリとあらわれてくると思います。

 

前回お伝えしたように、誰でも目的や向かう対象によって違う人格が出てきます。

 

その目的や対象に対してどういう言葉を使っているのかによって、その時の意識がわかります。

 

これらの意識は、次のように無意識に話している会話の中にも如実に表れてきます。

 

Aさん:「これって絶対○○だと思わない?ね!誰だってそう感じるよね!」

 

Bさん:「これって他の人が見たら、どう見えるかなぁ!」

 

【自己基準型】のAさんは、情報を集めて、自分自身の中にある一定の基準や価値観、信念などに照らし合わせてものごとを決めようとしていることがよくわかります。

 

「私がこれでいいと思ったんだから、これでいいの」という姿勢です。

 

一方【他者基準型】のBさんは、外部の評価や評判、他の人から自分がどう見えるのか、といった視点で考えた上で、自分の行動を決めようとしていることがわかります。

 

あなたはどちらの軸足が強いでしょうか?

 

これはどちら側に軸足が寄っているから良いとか悪いとか、という問題ではなく、

 

「その状況下にあるときに、どちらの視点で見ている自分がいますか?ということを知っておいてくださいね」

 

という意味です。

 

これが自分自身の姿を第三者の目で見ることにもつながります。

 

【自己基準型】のAさんは、次のような表現を使うことが多そうです。

 

「あなたも、○○だと思いませんか?」

「あなたも当然○○だろう、とお感じになっていると思いますが・・・」

「既にお分かりだと思いますが・・・」

「これから先はご自身でお決めになることですよね」

「もっと情報が欲しいですね」

 

これらはすべて自分の内側にある一定の基準や価値観に基づく意識や行動をあらわしている表現です。

「自分がそうだから、相手もそうだろう・・・」といった自分の中にある無意識の前提を言葉にあらわしたものと言えるでしょう。

 

【他者基準型】のBさんは、次のような表現を使うことが多そうです。

 

「これは皆様からご好評をいただいているものです」

「これが一番のお薦めになります」

「この分野の専門家のご意見では・・・」

「数多くのフィードバックによると・・・」

「あなたは、○○すべきだと思います。」

 

こういった言葉は、その判断基準を自分以外の世界に置いていることがわかります。

自分の判断よりも周囲の人や専門家の意見や評判を気にしながら決めていこうとする姿勢です。

 

「周りの人の目や、関係する他の人の考え方を良く理解して、賛同を得ながらやらないとダメですよね」という前提があることがわかります。

 

例えば、この特徴を持った典型的な方の質問としては、「ねえ、私って人の目を気にしているように見える?」です。

 

こういった姿勢は簡単な質問をして知る方法もあります。次の質問です。

 

「うまくいったとき、“うまくいったなぁ”・・・って何で判断しますか?」

 

【自己基準型】の人は、以下のようなことを言うかもしれません。

 

「自分の中に湧き上がる達成感でわかります」

「何となく自分の中で感じるんですよね」

「自分で「やったぁ!」と思える瞬間があるんです」

「胸に手を当てると、うまくいったときは何か違う感じがするんです」

「自分の心の中に「うまくいった!」というささやきが聞こえる気がするんです」

あくまで自分内部の感覚を大切にしている姿勢です。

 

【他者基準型】の人は、以下のようなことを言うかもしれません。

 

「大きな拍手と歓声をいただけたので・・・」

「上司から(先輩から、先生から)良かったと言ってもらえたので・・・」

「アンケート結果のコメント欄を見て・・・」

「尊敬する方からお褒めの言葉をいただいたので…」

「私への周囲の方々の対応が変わったので・・・」

 

自分自身よりも、周囲の方々の反応に軸足のある姿勢です。

 

無意識に口から出てくる相手の言葉から、その人の本音部分がわかることで、あなたのコミュニケ―ションの質も変わるかもしれません。

 

あるいは、自分の発した言葉から、自分自身のことをより深く知るチャンスを得ることになるかもしれません。

 

これは将来を目指す成長には欠かせないことだと言えるでしょう。

 

次回は、ものごとを決める際に、将来を見て決めようとする【これから何する型(オプション型)】なのか、今までの実績等、過去を見て決めようとする【今まで何した型(プロセス型)】なのかといったように、未来と過去のどちらに軸足を置いて考えていく姿勢が強いのか、といったことについて触れていきたいと思

 

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2017年12月04日

【影響言語】なぜ何気なく話す言葉から、その人の「意識レベル」がわかってしまうのか?(その1)

今回のコラムは、前回のコラムでお話した影響言語に関するものです。

 

前回のコラムはこちらをご覧ください↓
【コラム】影響言語とは何か?

 

話す「言葉」の差は、「意識」の差

 

(その1)【まず動いてみる型(主体行動型)】と【まず考えてみる型(反映分析型)】

 

ここに、とっても積極的なお話をするAさんがいます。

 

Aさんは中小企業で働いている中堅社員です。

社長によくこんな表現を使って話をします。

 

「○○については、よく分析して、様子を見る必要があると思います。」

「○○をしなければならないと思います。」

「それは、絶対に○○すべきです!」

「本来、これは○○であるべきなのです。」

「それができたらいいと思っています。」

「是非やってみたいですよね!」

「それは、できるんじゃないですか?」

 

こうしたAさんの言葉を聞いてあなたは、Aさんはとても積極的な姿勢の持主だ、との印象を受けるかもしれません。

もしここでご紹介するスキルを知らなければ、「Aさんは、いろいろと思慮深いし、前向きな姿勢で取り組んでいて、なかなかいいじゃないか・・・」などとAさんを評価する社長さんもおいでになるかもしれません。

 

ここで質問です。

 

Aさんが決して「口にしようとしないこと」は何でしょうか?

 

これだけいろいろ言っているようで、「あること」を一言も言っていません。

 

あなたはそれが何だかお気づきになりますか?

 

それは、Aさんはこれらの数ある発言の中で、

 

「私がやります!」とか、「是非、私にやらせてください!」とは一言もいっていない、ということです。

 

自分がリスクを負う可能性のあることは上手に回避して、前向きなイメージを与える姿勢だけはキチンとアピールしようとしている姿勢がうかがえます。

自分の周りの状況や事態、社長の意見や反応を見ながら、深く考え、じっくり分析してから、そのうち行動に移していこうとする典型的な姿勢の持主です。

最終的には何ら自らは行動に移さないこともあります。

 

でももしかすると、Aさんの本当の狙いは、このようにリップサービスをして積極的で思慮深い姿勢を社長にアピールすることではなく、本当に自分でも何かをすぐにでも行動に移したいと思っているのかもしれません。

単にその気持ちを社長にストレートに伝えられないだけ、という状況も十分に考えられます。

 

そこで、このAさんの言葉が、単なるリップサービスなのか、本気の姿勢のあらわれなのかを見極める質問があります。

Aさんの「本当の姿勢」を簡単に見破る質問です。

 

それは・・・

 

『ねえ、Aさん! 何が変われば、「それ、私がやります!」って言えるの?』

 

社長から面と向かって言われたこの質問に対して、本当に自分でやる気があれば、これ幸いとすぐに具体的なことについてAさんは社長に何かを提言したり、返答してくるでしょう。

 

反対に、社長に前向きな姿勢をアピールすることしか考えていなければ、「え!?それは・・・」と言って身体がこわばり、言葉に詰まってしまうかもしれません。

下手なことを言うと、社長に言質を取られて、自分がリスクを負うハメになってしまうからです。

 

これが何気ない言葉にあらわれてくる「意識の差」です。

 

多くの社長が社員に期待していることは、自分で積極的に行動することです。

物知り顔の評論家などは必要としていません。

 

多くの中小企業では、社長自身が、自ら進んで能動的に、そして積極的に行動する傾向にあります。

彼らは「それは私がやる!」というつもりで、いつも新たな市場を見据えて自分の行動を考えているのです。

「できる、できない」ではなく、「する、しない」というレベルでものごとを考えています。

姿勢だけ上手にアピールしておこうとする人とは、こうした意識レベルが全然違うことがわかります。

 

ここでAさんの様な意識レベルの人を、社長の意識レベルに引き上げるのが、先ほどご紹介した質問です。

 

この「何が変われば、私がやりますって言えるの?」という質問は、とても優しい表現の問いかけだと思います。

「それは自分がする!」「自分がやるのが適任だ!」と思っている人にとっては、最高の誘導になるとは思いませんか?

 

半面、

 

「自分がそれをするわけじゃないし・・・」

「誰かがやればいいんじゃないの・・・」

「私は提案しているだけだし・・・」

 

と思っている人にとっては、気持ちの裏側を見透かされたような心にズシンと響く非常にきつい質問になります。

 

こういった社長からの問いかけが社内で常態化してくると、社長に何かを提案しようとする社員は、この高い意識レベルをもって社長に自分の意見を伝えるようになるでしょう。

評論家意識から当事者意識を持つ社員に変わり、いつの間にか社員の意識が社長の意識レベルに引き上げられることになります。

 

こうした何気なく使われる言葉の裏側にあるその人の意識を、言葉から探り、見極めていくことで、本人の意識レベルを知り、新たな問いかけの言葉で、本人の意識を変えていくことができます。

これは、ある言葉から自分の中にある「価値の基準」を刺激するといった、いわゆる「気づき」の瞬間でもあります。

 

また、相手の心の中にある意識を知ることで、相手とのより良いコミュニケーションに活かすこともできます。

 

何気なく話す言葉から、自分自身も含めてその意識を読み取るスキルについて、引き続きお伝えしていきたいと思います。

 

このスキルは、他人ばかりでなく、あなた自身を知ることができる、といったとても優れた方法でもあると思います。

 

 

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