筆跡心理コラム

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21日で驚くほど自分が変わる!潜在意識で自分を操る10の方法
菊地克仁
株式会社 往来庵
菊地 克仁

1953年東京生まれ。大学卒業後、飛島建設株式会社に入社。 国内をはじめ、国際事業部の一員として、主に東南アジアの国々(マレーシア、インドネシア他)の建築工事に建築技術者として従事。 1989年 三菱信託銀行に転職し、土地信託事業や不動産有効活用事業に従事。 その後、信託銀行主導で設立準備に参画した新会社に出向し転籍。現在に至る。 2004年ごろから、プロフィールの続きを見る

2015年05月27日

誰もが持っている、その人だけの“強み”の見つけ方

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何か新しいことをはじめてみたり、チャレンジしてみたくても、自分の強みがわからなくて行動に移せない…そんな経験はありませんか?

自分の望む未来や人生を手に入れるために自分の強みを活かすことは、とても大切なことです。今回は、ある一人のゴーストライターの事例を紹介しながら、自分の強みの見つけ方について解説をします。

ケーススタディ:
ゴーストライター 木村さん(仮名)の場合

ゴーストライターの仕事をされていた木村さんは、ある著名人に成り代わって、その方の代わりに本を書いていました。そんな彼は、ゴーストライティングの仕事をしつつも、「いつかは自分自身の本を出したい」と考えていたのです。

ですが彼には、

「自分がどんな本を書けばよいのかわからない」
「自分の強みを発揮できるのはどんな本なのかがわからない」

このような悩みもありました。そんな作家志望の木村さんからご相談をいただいたときの話です。

「自分の本を出したいと思ってはいるんですが、
まずは一体何からはじめるべきなんでしょうか?」

まるで自分自身に問いかけるかのように、彼からこんな質問を投げかけられました。

この問いかけに対して私は、

「その答えは、あなたの好きな世界にあるのでは?
あなたが自分の専門性を高めたい世界は何ですか?
それが、本のテーマのヒントになるかもしれません。」

このように答えました。

というのも実は、彼の文字には、ある特徴がありました。
“職人の字”とも呼ばれるもので、「自分の専門分野を追求したい」と考える人が書く傾向があると考えられている文字です。

例えば、こちらの「様」という漢字を例にしますと、木偏の第一画の横画を左から長く書いています。これは木偏に限らず、他の字でも横画を長く書く特徴としてあらわれるのですが、彼にはこの特徴があったのです。
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彼には、漠然とですが没頭したい世界がありました。そして彼には、「専門分野を追求したい」という特性があり、「専門性を高めていくことにワクワクできる」という強みがあったのです。私のアドバイスを通して彼は、ワクワクしながら自分の夢に向かって邁進できる自分を再発見できたようでした。

このとき私は、加えて彼に「自分は高い専門性を持っている」と常に自分に言い聞かせて意識的に文字を書くようにアドバイスしました。

するとどのような変化が起きたのか。

彼が興味を持っている世界に関する専門性の高い有力な情報が、引き寄せられるように彼の元に流れてくるようになったのです。

もちろんこれには、明確な理由があります。「自分はこの分野で高い専門性を持っている」と常に意識して生活することで、日常における彼の意識が、自然とその分野に向くようになったのです。その結果、無意識に必要な情報を自ら収集できるようになったのです。

それから1年ほどで、彼は晴れて自分の本を出版し、数ヶ月後には増刷となりました。私にとっても、喜ばしいエピソードです。

「自分の強みは一体何だろう」と悩んでいた人が、ちょっとした気付きで自分の特性を知り、そこに強みを見出し、結果として自分を変え、人生を変えることができた人の実例だと思います。

「強み」は誰もが持っていて見えていないだけ

何か行動を起こしたいのに、自分の強みがわからず悩んでいる人は、きっと少なくないはずです。筆跡心理の観点で言えば、「強み」というものは人より優れた何かではなく、誰もが持っている「自分の特性」を活かしたときに見えてくるものです。

特性は、長所にもなりますし、短所にもなり得ます。ですから、「自分の特性を理解した上で、それを活かすことができる環境を選ぶことが重要です。これができると、努力することなく自分の力を発揮できて充実感を得られます。これが“強み”の、引いては“才能”の正体なのです。

自分の強みが活きる環境に身をおくことは、勇気が要ることかもしれません。ですが、それを乗り越えた先に、求める人生が待っていると考えてみてください。 “特性”こそが自分だけの強みになるのです。

2015年05月09日

なぜ無駄遣いをしてしまうのか?その原因を筆跡からタイプ別で解説します

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「どうして自分はこんなに浪費癖が激しいんだろう?」

こんな悩みを持たれたことはありませんか?

一時的な感情の高揚で、欲しくもなかったモノを衝動買いしてしまったり、
あれよあれよという間に財布の中身が無くなってしまったり、
月末の通帳の残高が、予想以上に減っていたり…

経済的な自由を手にすることが、目標の一つだ!という方も少なく無いと思いますが、そんな人に限って、思いのほか無駄遣いに悩んでたりするものです。

そんな悩みを持たれている方にも、筆跡心理はおすすめだったります。なぜなら、人が無駄遣いをしてしまう理由は、筆跡心理の観点から論理的に説明ができるからです。

無駄遣いの原因となる“特性”が、あなたの字にありありと現れる

無駄遣いに悩んでいる人は、無駄遣いの原因となる“特性”が、文字にありありと現れているものです。逆に言えば、この特性を自覚さえしていれば、無駄遣いする前に一歩踏みとどまれるようになります。

もちろん、一口に「無駄遣い」と言っても、その無駄遣いの仕方は様々です。ですから、気をつけるポイントも、タイプによって違ってきます。

下記に、3つのタイプ別の筆跡心理について解説をしました。実際に紙とペンを用意して、ご自身の文字と比べながら、自分がどのタイプに当てはまるかを比べてみると、無駄遣いの悩みを解決するヒントを得ることができるかもしれません。

【タイプ1】左下が開く字
=最後の部分で詰めの甘さがある

hidarishita-hirakuji左下が開く字は、普段の行動でもほぼ8割も終わると、既に終わったつもりになってしまう傾向のある人の書く字だと考えられています。一言で言えば「詰めの甘いところがある人の文字」です。

図の「田」という漢字で言えば、第5画目の最後の横線で気が抜けてしまうために空間が空いてしまう、そんな特性を持っている、とも言えます。

普段の生活面でも、そして金銭面についても同じことが言えます。なにごとも最後までキチンと見届ける習慣を身に付けるようにすると、自然とお金も貯まってくるようなるはずです。

【2】右払いが長い字
=思い込むと、一途に自分の世界に没頭しやすい

migiharai-nagaiji右払いが長い字は、自分の好きな世界を明確に持っている人や、時間も忘れて没頭することのできる世界を持っている人の書く字です。

このタイプの方は、お金は貯まりにくくても、自分の世界を十分に謳歌できるタイプだと言えます。お金を貯める目的は、将来への備えなどではなく、人生を楽しむために必要なことだと割り切っている方も少なくないはずです。言いかえれば、「お金は貯めるためではなく、使うためにある!」という発想です。

このタイプの方は、「お金が貯まらない!」と思ったら、それは自分の好きな世界にお金を過ぎ込んでいる証拠だと思ったほうが良いかもしれません。ですから逆に、お金を貯めることで今の生活から何が失われることになるのかを考えれば、お金の使い方を見直すきっかけになるかもしれませんね。

【3】左払いが長い字
=人目を気にする傾向強い、目立って格好よく魅せたい

hidarihariai-nagaiji例として「福」という字を挙げていますが、この第3画にあるように左払いを長く書く人は、あるがままの今の自分の姿以上に、自分のことを良く見せたいと思う気持ちがとても強い人だと言えます。ですから、「あ!これ私に似合う!」とか、「スッゴク素敵で気に入った!」「これって可愛いよね!」といった感覚で、衝動的にモノを買うことが多いはずです。

脚光を浴びることや、目立つことが好きなタイプですので、そのための設備投資と思えば、お金を躊躇なく使うところがあると思います。そのためであれば、貯めたお金でもすぐに使ってしまう傾向があるかもしれません。

ただしこのタイプの人は、自分で使ったお金以上の満足感や効果を得ることができるはずです。新たな出会いに向けた投資や、自分なりの満足感やモチベーションを得るためだと考えると、お金を貯めることだけではなく、自分のためにお金を使う意義も見いだせるのではないでしょうか。

無駄遣いに限らず人生に大きな影響を与えている

無駄遣いと一口に言うのはカンタンですが、お金の使い方は、その人の特性を目に見えて表しているだけに過ぎません。傍から見ると無駄遣いに見えることでも、本人にとってはそうでない場合もあるのです。

「お金が貯まらないこと」と「無駄遣いをしていること」はイコールではありません。言い換えると、その人の価値観や人生観とも連動していることでもあるのです。今までのその人の人生を形作ってきたものの結果だとも言えますし、その人にとって「一番大切なことは何なのか?」ということもあらわしていると思います。

お金が貯まらない人は、お金を貯めること以上に、もっと大切にしているものが「他にある」、ということかもしれません。その「他にある」ものを冷静に考えて、本当に価値あるものなのかどうかを考えれば、お金を使うことが、無駄遣いなのか、意義のあることなのかが判断できるはずです。

ちなみに、「それでも自分を変えたい!」というのであれば、書く文字を変えることで、自分自身の特性を変えることは可能です。文字は深層心理の世界と深くかかわっているので、文字を変えることで、深層心理の世界を変え、将来のなりたい姿に自分を変えて、人生を変えていくことができます。

字を変えることはカンタンではありませんが、それだけ人生へのインパクトも大きいと言えます。このあたりについても、今後のコラムで解説していきますので、楽しみにお待ちいただければと思います。

2015年04月22日

意図的に良好な人間関係を築くために知っておきたい10の人間観

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例えば、

「何気ない一言で友人を傷つけてしまった…」
「余計な一言で家族関係が険悪になってしまった…」
「いつの間にか上司(部下)に嫌われていた…」

こんな経験はありませんか?

たとえどれだけ気を遣っていたとしても、なぜか思うようにうまくいかないもの。人間関係は、人生の大きなテーマの1つかもしれませんね。

ですが実は、あることさえ知っていれば、誰とでも良い人間関係をつくることは可能だったりします。今回のコラムではそんな、意図的に良い人間関係をつくるために知っておきたい、「10の人間観」についてご紹介します。

 

人間関係が壊れる原因は、“特性の違い”にある

「なぜその言葉が人間関係を壊してしまうのか?(職場・取引先・プライベート編)」でも解説しましたが、人間関係が壊れる原因は、それぞれが持っている“人間としての特性の違い”にあります。お互いの特性の違いを受け入れられなくなってしまった結果、人間関係が壊れてしまうのです。

これは逆に言えば、相手の特性と人間観を正しく理解し、それにあわせた対応をすることさえできれば、誰とでも良好な人間関係をつくることが可能ということでもあります。

筆跡診断では、約70近くある筆跡の特徴を見ることで、その人の特性を診ていきます。そしてこの特性は、大枠で16の特性に分類され、この16の特性は10の人間観に分けることができるのです。

以下に、16の特性(特性A〜P)と10の人間観について、簡単にご紹介していきます。

対になる特性がある場合はそれもあわせて紹介しながらまとめています。ぜひ自分がどれに当てはまるのかを考えながら読んでみてください。

知っておきたい10の人間観

人間観1
【特性A】 発想が柔軟で融通性があり、発想力の高い人 or 【特性B】 決まりごとやルールを守ることに発想の軸足がある人

【特性A】の人は、未来志向が強い傾向にあり、将来に向けていろいろな選択肢があることがモチベーションを生みやすい傾向があります。
【特性B】の人は、過去の事例から、必ず正しい方法がひとつある筈だ、という思考を持ちやすく、その正しいという方法を見つけるときにモチベーションが上がります。
人間観2
【特性C】 組織の中で強いリーダーシップ性を発揮したい人 or 【特性D】 みんなで良い結果を出すために、強いリーダーを支えたいと考えている人

【特性C】の人は、組織に所属する以上は上位にいなければ意味がないという考えが強く、そのための努力も惜しまない人です。組織で上に行けることが最大のモチベーションを生みます。
【特性D】の人は、自分がリーダーシップを取るよりも、信頼できるリーダーについて行きたいと考える傾向が強いようです。特にみんなで良い結果を出していこうというモチベーションが高い場合は、リーダーを支え、良き参謀役となる可能性があります。
人間観3
【特性E】 組織の上に立つよりも、自分の専門性や独自性を発揮したいと考えている人

【特性E】の人は、自分の専門分野に関することは、質問されれば間髪おかずに答えようとするところがあり、高い専門性を持つことに大きなモチベーションがあります。自信の専門性の高い発言などが認められると本当に嬉しく感じる筈です。
人間観4
【特性F】 自ら率先して行動する人 or 【特性G】 自らは行動せず、一歩引いた位置から評論家的立場を取る人

【特性F】の人は、座視することなく、自主的に率先してものごとに取り組む姿勢の強い人です。行動的で活動力が旺盛です。「とにかくやってみよう!」とか、「今こそそのチャンスだ!」などという言葉が好きです。少しせっかちで、早口で話すことなどもあるかもしれません。
【特性G】の人は、目立つ行動はしない人です。行動する前に、よく吟味したり内実深く分け入ったりして、とにかくよく調べて考えようとします。「・・・もありうるのではないか?」とか、「分析、検討する」などといった言葉が好きです。自ら決定を下したり、行動を起こすことは稀で、考えるだけで何もしない場合もあります。
人間観5
【特性H】 白黒ハッキリとさせたいという気持ちが強く、「で?どっちなの?」と相手につい聞きたくなる人

【特性H】の人は、目の前のものごとを、白か黒かハッキリさせないと、頭の中の引き出しに入れることができない人です。自分では白黒つけて整理しているので、時として鋭い指摘をして、周囲の人たちに一目置かれるようなところもあります。
人間観6
【特性I】 人目を気にしており、格好よく振舞いたいという気持ちが強い人 or 【特性J】人目を気にすることなく、自分の内部にある何かに焦点が当たっている人

【特性I】の人は、外部の目や評判が、自分の意思決定の際にも、とても大きな影響を与える人です。今のあるがままの姿以上に、自分のことを良く見せたいといった部分もあります。同様に自分が目立つことを嬉しく感じるところもあり、スポットライトを浴びることがモチベーションとなって、大舞台で活躍できる面などを持っています。
【特性J】の人は、ものごとを決めたり、行動する際に、自分の心の中にある信念や、自分が納得している価値観で動こうとする傾向の強い人です。周囲の評判や反応に大きく影響されることは稀でしょう。「それは、自分でわかりますね!」など言うこともあり、自分なりの価値観で動こうとする傾向が強いところがあります。
人間観7
【特性K】 人の話を聞かない人 or 【特性L】 人の話を素直に聞くことができる人

【特性K】の人は、自分の中にとても強い信念や理念を持っている場合が多く、人の話を聞こうとはしません。ある程度の社会勉強を積んでいる人は上手に聞くフリをしますが、目が泳いでいれば、右耳から左耳に抜けているだけで、人の話はまったく理解はしていないと考えてください。
【特性L】の人は、たとえ自分とは反対意見の持主だとわかっていても、その人の話に素直な心で耳を傾けることができる人です。人間社会の中では、あまり目立つ存在ではないかもしれませんが、豊かな人間関係づくりにおいて、とても重要な役割を果たしているかもしれません。
人間観8
【特性M】最後までキッチリと仕上げたい人 or 【特性N】ひとつのことにあまり執着しない人

【特性M】の人は、一度自分で決めたことは最後まで自分の目で見届けたいという気持ちが強い人です。周囲の人たちからは、すぐに諦めない責任感の強い人として見られる場合が多いようです。
【特性N】の人は、ものごとの8~9割が終わると、既に終わったような気持ちになってしまい、何となく人任せにしてしまうような傾向のある人です。ただ、途中で次の段階のことを考えながら動くところもあり、ものごとにいつまでも執着しない面を持っています。
人間観9
【特性O】お洒落心を持っている人

【特性O】の人は、どこかにワンポイントのお洒落なものを身に付けていたり、見えない部分に凝っていたりする
ところがあります。それを見つけて指摘すると、この特性を持っている人からは予想以上に喜ばれます。接客業に長けた方々は、こういった特性を瞬時に見分ける能力が高いのだと思います。
人間観10
【特性P】 論理的で自己コントロール能力の高い人 or 【特性Q】自分の感情や情緒に影響を受けやすい人

【特性P】は、ものごとを理論的に考え、理屈に合った行動をしようとする傾向の強い人です。自分自身の行動もできるだけ冷静にコントロールしようと考える傾向が強いようです。
【特性Q】は、その時々の気持ちに反応することが多く、感情や情緒に素直に従っていくことに軸足のある人です。そういう姿勢を自分で意識している場合は少なく、周囲の人の方が気がついている場合が多いかもしれません。

 

人間観を見抜けるとビジネスもプライベートもうまくいく

今回紹介した10の人間観を理解した上でコミュニケーションを取れば、営業マンなら営業成績が上がりはずですし、経営者であれば従業員がイキイキと働いてくれるようになるはずです。

もちろん、恋人や家族との関係を良好にすることも可能です。

今回のコラムでご紹介した特性や人間観は、筆跡診断をすれば事前に把握することができます。文字さえあれば相手の特性や人間観を読み取ることができるのも、筆跡診断の魅力の一つなのです。

2015年03月11日

なぜその言葉が人間関係を壊してしまうのか?(職場・取引先・プライベート編)

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あなたには人間関係の悩みがありませんか?
好意をもって会話しているつもりだったのに、相手に悪くとられてしまった経験はありませんか?例えば上司に、「ためしにやってみましょうよ!」と提案したら、ある上司からは評価されたけど、別の上司からは根拠を詰問された、など。その理由を筆跡心理コンサルタントとして、筆跡から解説します。

人間関係が壊れてしまう理由

人は誰でも異なる特性を持っています。中には、「私は普通!」「私は標準的!」と考える人も少なくないかもしれませんね。

では、そもそもの話、「普通」とか「標準」って何なのでしょうか?

世の中には、人の数だけ、その性格の持主がいます。なにごとも率先して行動したいという性格もあれば、まず熟考して分析し、それからでないと動きたくないという人もいるでしょう。あるいは、明確な目的に向かっていくことでモチベーションが上がる人もいれば、解決すべき問題や回避すべき課題があることでモチベーションが上がる人もいるでしょう。

果たして、「平均的な性格」「標準的な性格」ってあるんでしょうか?言葉の世界では存在しても、現実には存在しないことがすぐにわかると思います。経験や知識などに感情まで加わり、複雑に出来上がっている人間に、なぜ「平均の人」、「標準的な人」がいると考えてしまうのでしょうか?

人は皆違っていて当然です。それで良いのです。

ただ、ここで忘れてはならない大切なことがあります。それは例えば、「自分は『内向的』な部分が強いな」というように、自分自身のことを客観的に知ることができているか、ということです。

もし自分自身について客観視できれば、「あの人は自分と違って、外部の人に影響を受ける部分が強いな」というように、人の違いを“理解”できます。「外部の人の影響を受けやすいからダメ!」と否定することにはならないのです。

「自分と考え方が違うから認めない」
「自分と感性が合わないからイヤ!」

といったように、その特性の違いが認められなかったら、相手そのものを受け入れられない状態になることがあります。当然人間関係は悪くなるでしょう。

自分の特性を知っている人は、自分の特性を認めると同時に、他の人の特性を認めることができるようになります。なぜなら、そこには良し悪しがないからです。その場に適しているかどうかという判断はあるかもしれませんが、良し悪しはありません。自然界に存在する様々な色彩に良し悪しがないのと一緒です。そこにあるべくしてあるのです。

自分の特性を知ることは、相手の特性を知ることでもあります。自分のことを「標準」とか「普通」という観点で見てしまうと、それ以外のものは「標準外」あるいは「普通でないもの」という解釈につながってしまうのです。

ほとんどの場合、こういったことが無意識の世界で行われます。当然の成り行きとして、「何でわからないの?」「信じられない!」「バカみたい!」といった反応が出やすくなります。何でもないことが発端になって、何気ない気持ちで口にした一言で、大切な彼女(彼氏)とケンカになり、口もききたくなくなってしまうのがいい例です。人間関係は益々良くない方向に向かうことになります。

自分自身を知ることは、同時に他人を知ることにもなります。人の特性を見抜くことによって、より良い人間関係が築きやすくなります。無意識に書かれた筆跡にはその人の無意識の世界が残されています。無意識の世界は、まさにその人の特性をあらわしたものです。そこには筆跡心理スキルの興味深い世界があるのです。

『人の特性を見抜く視点』とは何か?

人の特性は、筆跡に残されたいくつかの視点で診ることができます。
こういうものの考え方をする人、こういった行動傾向のある人、こういった口癖がある人、などが、筆跡の特徴からわかる場合があります。

例えば、以下のような具合です。

【1】自分が強いリーダーシップ性を発揮したいと考える人と、
皆で良い結果を出すために強いリーダーシップ性のある人についていこうと考える人。
【2】強い専門性や専門分野で認められることが強いモチベーションを生む人と、
とにかく組織の上をめざすことでモチベーションを生む人。
【3】自分の中に非常に強いこだわりや信念を持っている人と、
それほど強いものを持っていない人。
【4】ひと目を非常に気にして自分を格好よく見せることにモチベーションが上がる人と、
人目よりも自分の中にある何か大切なものに焦点が当たっている人。
【5】白黒ハッキリとさせておきたい気持ちが強い人と、
グレーの状態でも平気な人。
【6】自分とは反対意見だと思うと絶対に耳を傾けない人と、
そうとわかっていても素直な気持ちで人の話に耳を傾けることができる人。
【7】最後までキッチリと仕上げたいという思いが強い人と、
8割ほどが終わると終わったつもりになって最後は人任せでも平気な人。
【8】自分の行動を理性的、論理的にコントロールできる人と、
その時の感情や情緒に左右されやすい人。

これらを知ると、自分の基準で勝手に相手を判断するのではなく、相手の特性を客観的に捉えることができるようになります。そこには自分にないものがあるかもしれません。あるいは、自分の持っている価値観では気がつかなかった視点があるかもしれません。

自分も相手も、お互いの特性を認め合うことから人間関係が始まると、必要のない無益な衝突は避けられるものなのです。

『筆跡心理』とは何か?

筆跡心理とは、まず第1に、「どういう字を書く人がどういう特性があるのか」を見抜くことができる技術です。大抵の場合、文字は無意識に書かれます。その無意識の世界の痕跡である筆跡には、その人のものの考え方や行動傾向の特徴が残されているのです。それを読み取る技術が筆跡の診断です。

第2に、その特性に応じて、本人がしっくりくる言葉や表現というものがあります。

例えば、率先して自ら行動したいと考えている人は、次のような言葉や表現が大好きです。

「とにかくやってみましょう!」
「飛び込んでみよう!」
「今でしょ!」
「片付けてしまおう!」
「今がチャンスだ!」

これらの言葉はしっくりと馴染む言葉なのです。また、明快でハッキリとした直接的な表現で伝える傾向が強いのも、その特徴です。

逆に、何かを実行する前に良く吟味して、よく考えてから必要に応じて行動に移そうと考えている人は、次のような言葉や言い回しが大好きです。

「検討しよう」
「~もありえるし、~もありえるかもしれない」
「もしも~なら、~だろう」
「~の可能性もある」
「分析してみましょう」

普段でも即決即断することはなく、十分に考える時間が必要な人です。また自ら決断したり、行動を起こしたりすることは稀だと考えられています。

どちらが良いとか悪いとかいう問題ではありません。こういった特性が、その環境や条件下で活かされているかどうかが重要なのです。でも、自らがその特性を知らないと、それを活かしようがありませんよね。

また、筆跡心理スキルは以上のように大きな2つの特徴を持っています。

第1が筆跡診断です。第2がNLP(神経言語プログラミング)及び影響言語(LABプロファイル)です。筆跡心理は、これらが統合されたオンリーワンのオリジナルコミュニケーションスキルです。

具体的な事例を以下に3つほどご紹介しましょう。

人間関係の悩み相談ケース(職場・取引先・プライベート編)

職場でのケース

営業職のAさんは、2人の先輩(Bさん、Cさん)とチームで関わっている新規プロジェクトがあります。マーケットの状況が、まだ4割程度しかわかっていません。Aさんは以下の提案を二人の先輩(Bさん、Cさん)に別々にしました。

Aさん「マーケット状況はまだ4割程度しかわかっていないのですが、もう少し白黒ハッキリさせたいので、明日から関係する企業に少し動いてヒアリングをかけたいと思います。」

Bさん「ああ、そうしてくれよ。机上でいくらやっても限界もあるし、まずは行動して足で稼いで、ハッキリできるものはそうしてくれ!どんどん動いて意見を聞かせてくれ!」

Cさん「マーケットの6割がまだわかっていないんだろう!もう少しよく考えてさ、それから動くべきだろう。君は少し思い込みが強いところがあるよな。」

この時のAさんとBさんの筆跡の特徴はこれです。Cさんにはこの特徴はありません。

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AさんもBさんも、基本的にはものごとをハッキリと白黒つけていきたいといった姿勢が強い人たちです。「で?君はどう思うの?」とか「で、どっちなの?」などといった言葉が、日頃から出やすいこところがあります。当然、ものごとの白黒をハッキリさせながら、対応していこうとする姿勢が強くなります。

従って、Aさんが、「私は答える立場にないので、私の意見は差し控えたいと思います。」などと言ったら、即アウトです。

反対に、Cさんがこういった字を書くことはまずないでしょう。ものごとがグレーの状態でも不快感をあまり持たない人です。「私は答える立場にないので、私の意見は差し控えたいと思います。」という言葉に対しても、Aさんのことを「思慮深く、軽率に行動することのない奴だ。」と好意的に判断するかもしれません。

取引先でのケース

Aさんは部内異動である取引先の担当になりました。この取引先の担当者であるBさんは、前任者も対応に手を焼いて苦労した相手でした。Aさんは事前にBさんから送られてきた葉書からBさんの筆跡を診るチャンスに恵まれました。以下のような筆跡でした。

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これを診たAさんは、早速Bさんを訪問し、新任の挨拶をすることにしました。とても和やかな会話をしながら、初対面であるにも関わらず、Bさんから多大な好感を獲得しました。

Aさんは事前にBさんの葉書の筆跡を診て、以下の点に気がつきました。それは、Bさんは何らかの世界に、「とても強いこだわり」を持っているということです。自分の仕事や過去の実績、あるいは自分の信念といったものが他の人よりも強いことがわかりました。

そこでAさんは、「この人はどこに強いこだわりを持っているのか?」を探ることにフォーカスして、Bさんの話を聞いていくことにしました。そうしているうちに、Bさんがとてもこだわっている価値観に気がつき、その価値観を重んじる発言をあえてしたところ、Bさんの共感を得ることに成功したのです。

その価値観はAさんにとっても共感できる世界でした。お互いの琴線に触れた途端、二人の関係は急速に進展したのです。

今までの担当者はこのハードルを越えて、Bさんの懐に飛び込むことができなかったのです。Aさんは初めから「前提」を絞っていたため、良い関係構築に結びつけることができたのです。

プライベートでのケース

Aさんは、ものごとは柔軟性をもって自由に考えたいと思うことが多く、ルールや決まりごとは知っていても、守るかどうかはその時次第で対応する、というのが信条でした。だから、友達のB子さんのことがうっとうしく感じていました。B子さんは、一々それは前例があるのかとか、やってはいけないことがないのか、とかをチェックしたがるのです。AさんはB子さんのことを、気が小さくて臆病な人だと解釈していました。Aさんの字とBさんの字は以下です。

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Bさんは気が小さいわけでも、臆病でもないのです。発想の軸足が、過去のできごとや決まりごと、既存のルールにあるだけなのです。そういったものを守りたいといった発想が強いのです。過去の事例を多く検証して最も正しい方法を見つけることにモチベーションが上がったりします。

一方、Aさんは、過去は過去、その条件が違えば過去の事例も使えないので、将来に向けていろいろな選択肢を出して、その中から臨機応変に選んでいくことにモチベーションが上がる傾向が強いと言えそうです。

同じものの見方でも、立っている軸足が違うと見えるものまで違ってきます。自分の見方で相手を見ると、大きな勘違いをする原因にもなります。

言葉の相違から人間関係を壊さないためにできること

今回のコラムでは、3つの事例から、人間関係がどのように発展していくものなのかを解説してきました。人にはそれぞれ違った特性があり、その特性から良い人間関係も悪い人間関係も生まれてしまうのです。
「己を知ること」の重要性は、古くから指摘されているとことですが、同時に相手の特性を知る技術を身に付けることは、あなたにとって大きなコミュニケーションスキルを身に付けることになるでしょう。

2015年02月18日

他人に使う?自分に使う?筆跡診断の“2つの見方”について

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筆跡診断を他人に使うか、自分に使うか

「筆跡診断」には、大きく分けて“2つの見方”が存在します。

ひとつは、「筆跡から、文字を書いた人の性格・クセ・行動傾向のような人物像を導き出す」という見方です。これは考え方によっては“占い”の世界に似ているかもしれませんね。

というのも、近頃は筆跡診断に関する書籍が、書店の「占いコーナー」に置いてあることも少なくありません。
「筆跡を診ただけで相手のことが事前にわかる」という特徴が、占いと同列で語られるのかもしれませんが、個人的には占いと同列で筆跡診断が語られる現状は、少し残念な気もします。

ただ実際、筆跡診断をうまく使うことができれば、事前に相手の特徴がわかるので、人とのより良いコミュニケーションに活用することが可能になります。
例えば、お客様の窓口業務をしている方や、対面・接客のお仕事をされている方であれば、事前に相手の方の字がわかるだけで、クレーム等の対人上のリスクを回避したり、商品を上手に販売したりすることができるようになるのです。

もうひとつは、「今の自分を理想の自分へと変えていくためのツールとして筆跡を使う」ということです。
この見方は上記とは違って、「筆跡診断を自分に使う」という見方です。

自分を変えるために筆跡診断を使う場合は、2つの段階を踏む必要があります。

ファーストステップとして必要なのは、「目指す将来の自分の姿(目的地)に対して“明確なイメージ”を、本当に持っているのか」を問いかけることです。
私の経験上、人生の「目的地」と考えていることが、実はよく考えると「手段」でしかなかった…という例をたくさん見てきました。

例えば、人生の「目的地」を、「お金持ちになること」だと言う人がいるとしましょう。一見、目的地が明確なように見えますが、なぜお金持ちになりたいのか、その理由があるはずです。それがその人にとっての本当の「目的地」になるはずですよね。ひょっとするとそれは、お金が無くても手に入るものかもしれません。
お金さえあれば…と考えることで、わざわざ遠回りをして目的地をめざしてしまうこともあるのです。

「お金さえあれば幸せになれる…」という方もいらっしゃるかもしれませんが、「今の社会で、お金持ちは本当にみんな幸せだと思いますか?」という質問に、あなたは本音で「ハイ」と答えることができるでしょうか?

このように、手段ではなく、本当の目的地を明確にする作業が第1段階です。

第2段階では、その目的地に「現在いる人」、あるいは「過去にいた人」を参考にして、行動を変えていくことが必要になります。

その人に近づくために、自分のどの特徴を活かせばいいのかを考えてください。
そして、行動を変えていくのです。これを、習慣化するまで続けます。

字を変えることも、自分を変えるための行動の一つです。字を意識的に変え、その行動を継続していくと、潜在意識に強烈な刺激を与えることになります。
これが、筆跡を使って潜在意識を変えていく方法です。

この経験を重ねることで、自分の人生を理想の人生に変えることが出来た人が、私の受講生の中に何人もいらっしゃいます。
書く字をうまくツールとして活用できれば、笑顔のあふれる人生を手にすることができるのです。

※筆跡診断を「他人に使う方法」については、個別にお教えしていますので、ご興味のある方は直接お問い合わせください。

港区の筆跡心理コンサルタントが贈るお役立ちコラム

日本で唯一の筆跡心理コンサルタントは、港区南青山を拠点に活動しております。セミナーやコンサルティングを通じて、たくさんの方の筆跡を拝見したり、ご相談を受け、日々思うこともございます。
そうした想いや皆様にぜひお役立ていただきたい事を、コラムとして配信しておりますので、ぜひご覧ください。コンサルティングは、ヒーリングに近いと言われることがございます。自分の潜在意識に働きかけるだけで、こんなにも自分が変わるのかと皆様驚かれるのです。
コラムではご相談を受けた方を題材にしたケーススタディーや、実際の筆跡を画像でご覧いただけるようになっております。コラムを読むと筆跡心理に興味をお持ちいただけるはずです。気になった方は、港区の筆跡心理コンサルタントにお気軽にご相談ください。