筆跡心理コラム

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21日で驚くほど自分が変わる!潜在意識で自分を操る10の方法
菊地克仁
株式会社 往来庵
菊地 克仁

1953年東京生まれ。大学卒業後、飛島建設株式会社に入社。 国内をはじめ、国際事業部の一員として、主に東南アジアの国々(マレーシア、インドネシア他)の建築工事に建築技術者として従事。 1989年 三菱信託銀行に転職し、土地信託事業や不動産有効活用事業に従事。 その後、信託銀行主導で設立準備に参画した新会社に出向し転籍。現在に至る。 2004年ごろから、プロフィールの続きを見る

2018年07月04日

優れたコミュニケーションの“3つの条件”とは?

菊地です。

 

口には出さなくとも、誰しもが人間関係において悩みを抱えているもの。

 

私のもとにも、

 

「コミュニケーションがうまくいかない」
「コミュニケーションを改善したい」

 

といったご相談が、多数寄せられます。

 

円滑な人間関係を維持したいのであれば、いわゆる“コミュ力(りょく)”を磨きたいというのが一般的な考えなのかもしれませんね。

 

ではあなたは、

 

「優れたコミュニケーション」

 

って、一体どういったものだと思いますか?

 

自分の意見を上手に言葉で伝えることでしょうか?

 

よく見受けられるのは、

 

「自分の言いたいことを、できるだけ正確に相手に伝える」

 

ことが、コミュニケーションの上達につながる…という考え方です。

 

もちろん、これもとても重要なことだと思います。

 

ですが、自分の意思を伝える以前に忘れてはならないこともあります。

 

それが、

 

「相手の立場に立つ」

 

ということです。

 

優れたコミュニケーションスキルを身につけたいのであれば、

 

1,あなたから伝えられる内容について、相手はその必要性を感じているか?

 

  • 2,相手はあなたの意見を聞きたいと思っているか?
  • 3,相手はその話題に興味を持っているか?

 

この3つを意識しておかなければなりません。

 

ようは、

 

「相手にあなたの話を受け入れようとする態勢があるか?」

 

を知らなければならない、ということです。

 

大前提として相手に受け入れ態勢がなければ、何を言っても上手く伝わることはありません。

 

満杯のコップにいくら水を注いでも、どんどん水が溢れ出てしまうのと似ています。

 

コミュニケーションの基本は、

 

「自分の言いたいことを如何に上手に伝えるか」

 

という当たり前のことである以前に、

 

・相手が聞きたがっていることは何か

 

・相手に必要なことは何か

 

・相手が興味を持っていることは何か

 

この3つを素早く正確に見つけ、それに反応してあげること。

 

これこそが、優れたコミュニケーションの基本なのです。

 

言葉だけがコミュニケーションではありません。

 

そう考えると、言葉を必要としない「以心伝心」こそが、最高のコミュニケーションだと言えるかもしれませんね。

 

【表参道ランチ会のお知らせ】

7月21日(土)に、弊社そばのカフェレストランにて、ランチ会を開催します。

「潜在意識」に興味を持たれている方であれば誰でも参加できますので、

ぜひ気軽に会いにきてくださいね。

参加申込みはコチラからどうぞ

 

 

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2018年06月01日

人格をタイプ分けしてしまうと損をする

菊地です。

 

・結婚

・離職、転職
・独立起業

 

こういった人生の節目や、何か大切な決断を下すときなんかに、

 

「自分のことをちゃんと知っておきたい」

 

と思った経験ってありませんか?

 

「私にとって、この決断はホントに正解なのか?」がわからないから、本当は自分がどんな人間なのかを知りたくなる。

 

要は“後悔したくない・充実した人生を送りたい”から、自分の価値観や判断基準といった深い部分を明らかにしたい……というワケですね。

 

おそらくですが、ほとんどの人が似たような経験があると思います。

 

自分のことを知る方法は、心理学上はたくさんの方法が存在します。

 

私がセミナーや面談でお話している筆跡診断やNLP、影響言語といった実践心理スキルも、潜在意識や深層心理を明確に手段の1つです。

 

他にも世の中にはたくさんのノウハウがあるので、興味があればぜひチェックしてみて欲しいと思います。

 

ただし!

 

……1つだけ気をつけて欲しいことがあります。

 

それは、「人格をタイプ分けしないでください」ということ。

 

この「人をタイプ分けする」ことは、占いや心理テストの世界なんかでは当たり前のように取り入れられています。「A型の人は几帳面、O型の人はおおらか」といった類いのものです。

 

好奇心やエンタメの一環として触れる分には問題ないと思いますが、

 

「真面目に自分の深い部分まで知りたい」

 

という人は気をつけて欲しいと思っています。

 

理由は、“タイプ分けによって思い込みが生まれてしまう”から。

 

引いては“思い込みによってミスリードが生まれ、自分の可能性の芽を摘んでしまう”からです。

 

例えば、血液型占いを例に挙げましょう。

 

A型:几帳面
B型:自分好き
O型:おおらか
AB型:気分屋

 

といった具合でタイプ分けされるのをよく見かけると思います。

 

では、

 

「1億2千7百万人の日本人が、必ずこの通りに当てはまると言えるのか?」

 

……という話です。

 

タイプ分けして「A型は几帳面だ!」「B型だから自分好きだ!」と断定するのは、あまりにも乱暴ですよね。火を見るよりも明らかだと思います。

 

人の性格や人格といった“特性”は、カテゴライズできるような単純なものではありません。

 

1億2千7百万人いれば、1億2千7百万通りの特性があると考えるべきでしょう。

 

育った環境も人間関係も住む地方も家族構成も違います。同じ人となりを持つ人が、二人と存在するワケがないのです。

 

タイプ分けがベースになっている自己分析は、「ひょっとしたらそうなのかもしれない」という思い込みとミスリードにつながります。

 

それが結果的に自分の可能性を摘み、人生を次のステージに進めることを妨げてしまうことがあるのです。

 

これまでに1,500人を超える人の“自己分析”をお手伝いをしてきましたが、本当に多くの人が「自分はこういう人間だ」という間違った思い込みに従って生きています。

 

自分の本来あるべき姿を知らないまま、思い込みに従って生きることは、本当にしんどいことです。

 

それでも「しんどくて当たり前」と自分に言い聞かせて、本当にたくさんの人が毎日を送っています。(現代社会がそうさせている側面もあります)

 

話が長くなってしまいましたが、まとめると「タイプ分け」には気をつけるようにしてください。

 

ちなみに私は、その人の潜在意識や深層心理を分析するときは、文字と共にその人が何気なく使う言葉や表現なども参考にします。(無意識の中にその人の本来の姿が隠れていることがあります)

 

「本人が自分のことをどう思っているか、どうなりたいか」も重視して、じっくりと分析をしていきます。

 

専門的な知識がない状態で、自力で“自分の本当の姿”を知ろうとすると、苦労するかもしれません。

 

このあたりの話も、役に立つと思うので近々お伝えできればと思います。どうか楽しみにしていてくださいね。

 

自分自身の潜在意識について知りたいならコチラのセミナーをチェックしてみてください。
セミナー中に、簡易的な筆跡診断であなたの潜在意識について解説します。

 

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2018年01月19日

なぜ何気なく話す言葉から、その人の「意識レベル」がわかってしまうのか?(その3)

未来志向型(オプション型)と過去重視型(プロセス型)

今回のブログも前回の続きです。

 

【未来志向型(オプション型)】【過去重視型(プロセス型)】

これは簡単に言うと、何かを始めようとか決めようとする時に、そのモチベーションを生む源泉となるものです。

 

ここにAさんとBさんがいます。

 

何かを決めていこうとする時に、二人の考え方にある違いがあることがわかります。

 

Aさん▼

様々な可能性や多くの選択肢を見つけることでモチベーションが上がる。

 

Bさん▼

過去に最も正しかった方法がある筈なので、それを見つけて、これからもそれをルールとして活かしていこうとすることでモチベーションが上がる

 

Aさんは、現在よりも未来を見据えて、いろいろな可能性や選択肢を探そうとする姿勢が強いといえるでしょう。

Bさんは、過去から学んだ正しい方法や手順、一定のルールや決まりごとに従って結果に結び付けたいといった姿勢が強いと言えるでしょう。

 

こういった姿勢の違いは、無意識に発する言葉にもあらわれます。

 

未来志向型(オプション型)が強いAさんは、これから得られることや未来のこと、新しいアイデア、様々な選択肢などに焦点が当たる言葉や表現をよく使うと思います。

これらは言われたAさん自身にとっても、しっくりくる言葉です。

 

「ここにはいろいろな可能性がある」

「その先には様々な選択肢がある」

「刺激的なことが多い」

「将来の姿がイメージできる面白さがある」

「あなただけ特別に○○を考えていますが、如何でしょうか?」

「それってかなりあやしいですよね(=面白そうですよね)」

「そこには3つの方法があります(可能性の選択肢を示すもの)」

「たくさんあるからオモシロそう(選択肢がたくさんあることにポジティブな姿勢がある)」

 

次に、過去重視型(プロセス型)が強いBさんの例を考えてみましょう。

Bさんは、正しいやり方に従って、ものごとを達成することに焦点が当たる傾向が強いようです。

以下のような言葉や表現をよく使っていると思います。

逆にBさんが言われると、しっくりくる言葉でもあります。

 

「どこにでも、正しいやり方というものがあるものです。そうは思いませんか?」

「最初は○○で、次に○○、その後が○○で、最後が○○というプロセスになります」

「この方法は最も正しい方法として昔からあり、間違いのないものです」

「○○とは、そもそもこういうものなのです」

「ちゃんとやりたいですね」

「3つのステップがあります(具体的なやり方の手順を示したもの)」

「たくさんあるから大変だ(選択肢がたくさんあることにネガティブな姿勢がある)」

 

AさんがBさんを見ると、なにごとも決まりごとやルールを重視する姿勢が強く、正しい手順を常に意識している抜かりのない人に見えることでしょう。

 

そして、Bさんがどうやったら確実にその目標に達成できるのか、そのプロセス(経緯)について、最大の関心を払っていることをすぐに感じると思います。

 

また、一定のルールに従って、設定した目標に邁進する姿勢をBさんには強く感じることでしょう。

 

反面、変化に対する融通性とか柔軟性が足りないと感じることもあるでしょう。

 

また今までにないアイデアを生んだり、別の新しいやり方を考えることも、Bさんが苦手だとわかるかもしれません。

 

逆に、BさんがAさんを見たときに感じる印象については以下のようになります。

 

未来のことや将来のこと、いろいろな可能性などについて熱っぽく語るだけで、現実を見ずに夢だけを追いかけているように見えることでしょう。

 

Aさんは今やっていることよりも、将来のことや新しいアイデアなどに関心を寄せていることが多いため、地に足のついていない人などと感じることもあると思います。

 

また、Aさんはいろいろなアイデアを基に、ルールや決まりごとを作るのは得意なのですが、自分自身は守ろうとしない傾向が強いようです。

 

BさんはAさんに対して「自分もきちんと守れよ!」などと非難の目を向けているかもしれません。

 

一言で言えば、Aさんの「いろいろな選択肢や可能性があるからオモシロそう!」という姿勢と、Bさんの「いろいろな選択肢や可能性があったら、どうやって正しいものを選ぶのか面倒くさそう!」という姿勢の違いです。

 

ここで大切なことは、どちらの考え方や姿勢が正しいとか間違っているとか、ということではないということです。

 

正しいとか間違っているというのは、ある一定の条件下や環境での評価です。

 

個人個人の顔が違うように、ものごとに対する感じ方や考え方は人によってそれぞれです。

 

まず大切なことは、自分はAさんとBさんのどちらに軸足が乗る傾向が強いかを知ることです。

 

当然、その目的や目標によって、軸足となる左右の足の体重のかけ方は違うことでしょう。

 

だからこの方法は、人を簡単にタイプ分けするものではありません。

 

従って、「私はこのタイプ」などとは言わないようにしてください。

 

どうしてもタイプ分けしたい人は、常にBさんと同じような軸足を持った人かもしれません。

 

「みんな誰でも当然そう思うよね」と考えるのは、自分だけだと知っていればいいだけです。

 

 

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2017年12月17日

【影響言語】なぜ何気なく話す言葉から、その人の「意識レベル」がわかってしまうのか?(その2)

 

話す「言葉」の差は、「意識」の差 〜自己基準型(内的基準型)と他者基準型(外的基準型)〜

 

あなたは、「何かいい服でもあれば買おうかな」と考えながら友達とあるブティックに入りました。

その場である服を買うことにしました。

その時、あなたはどちらで考える傾向が強いでしょうか?

 

A)「試着したとき、これが一番私に似合うと思ったので、これに決めました。」

B)「一緒にいた友達や店員さんが、「これが一番いい」と言ってくれたので、これに決めました。」

 

この時、

 

「別にこだわりもないし、他の人が「これがいい」という方で構わないの・・・」

 

という考え方もあるし、

 

「絶対に自分のこだわりを活かして着るものを決める・・・」

 

という姿勢もあるでしょう。

 

その差は、結果として買うものや値段にハッキリとあらわれてくると思います。

 

前回お伝えしたように、誰でも目的や向かう対象によって違う人格が出てきます。

 

その目的や対象に対してどういう言葉を使っているのかによって、その時の意識がわかります。

 

これらの意識は、次のように無意識に話している会話の中にも如実に表れてきます。

 

Aさん:「これって絶対○○だと思わない?ね!誰だってそう感じるよね!」

 

Bさん:「これって他の人が見たら、どう見えるかなぁ!」

 

【自己基準型】のAさんは、情報を集めて、自分自身の中にある一定の基準や価値観、信念などに照らし合わせてものごとを決めようとしていることがよくわかります。

 

「私がこれでいいと思ったんだから、これでいいの」という姿勢です。

 

一方【他者基準型】のBさんは、外部の評価や評判、他の人から自分がどう見えるのか、といった視点で考えた上で、自分の行動を決めようとしていることがわかります。

 

あなたはどちらの軸足が強いでしょうか?

 

これはどちら側に軸足が寄っているから良いとか悪いとか、という問題ではなく、

 

「その状況下にあるときに、どちらの視点で見ている自分がいますか?ということを知っておいてくださいね」

 

という意味です。

 

これが自分自身の姿を第三者の目で見ることにもつながります。

 

【自己基準型】のAさんは、次のような表現を使うことが多そうです。

 

「あなたも、○○だと思いませんか?」

「あなたも当然○○だろう、とお感じになっていると思いますが・・・」

「既にお分かりだと思いますが・・・」

「これから先はご自身でお決めになることですよね」

「もっと情報が欲しいですね」

 

これらはすべて自分の内側にある一定の基準や価値観に基づく意識や行動をあらわしている表現です。

「自分がそうだから、相手もそうだろう・・・」といった自分の中にある無意識の前提を言葉にあらわしたものと言えるでしょう。

 

【他者基準型】のBさんは、次のような表現を使うことが多そうです。

 

「これは皆様からご好評をいただいているものです」

「これが一番のお薦めになります」

「この分野の専門家のご意見では・・・」

「数多くのフィードバックによると・・・」

「あなたは、○○すべきだと思います。」

 

こういった言葉は、その判断基準を自分以外の世界に置いていることがわかります。

自分の判断よりも周囲の人や専門家の意見や評判を気にしながら決めていこうとする姿勢です。

 

「周りの人の目や、関係する他の人の考え方を良く理解して、賛同を得ながらやらないとダメですよね」という前提があることがわかります。

 

例えば、この特徴を持った典型的な方の質問としては、「ねえ、私って人の目を気にしているように見える?」です。

 

こういった姿勢は簡単な質問をして知る方法もあります。次の質問です。

 

「うまくいったとき、“うまくいったなぁ”・・・って何で判断しますか?」

 

【自己基準型】の人は、以下のようなことを言うかもしれません。

 

「自分の中に湧き上がる達成感でわかります」

「何となく自分の中で感じるんですよね」

「自分で「やったぁ!」と思える瞬間があるんです」

「胸に手を当てると、うまくいったときは何か違う感じがするんです」

「自分の心の中に「うまくいった!」というささやきが聞こえる気がするんです」

あくまで自分内部の感覚を大切にしている姿勢です。

 

【他者基準型】の人は、以下のようなことを言うかもしれません。

 

「大きな拍手と歓声をいただけたので・・・」

「上司から(先輩から、先生から)良かったと言ってもらえたので・・・」

「アンケート結果のコメント欄を見て・・・」

「尊敬する方からお褒めの言葉をいただいたので…」

「私への周囲の方々の対応が変わったので・・・」

 

自分自身よりも、周囲の方々の反応に軸足のある姿勢です。

 

無意識に口から出てくる相手の言葉から、その人の本音部分がわかることで、あなたのコミュニケ―ションの質も変わるかもしれません。

 

あるいは、自分の発した言葉から、自分自身のことをより深く知るチャンスを得ることになるかもしれません。

 

これは将来を目指す成長には欠かせないことだと言えるでしょう。

 

次回は、ものごとを決める際に、将来を見て決めようとする【これから何する型(オプション型)】なのか、今までの実績等、過去を見て決めようとする【今まで何した型(プロセス型)】なのかといったように、未来と過去のどちらに軸足を置いて考えていく姿勢が強いのか、といったことについて触れていきたいと思

 

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2017年12月04日

【影響言語】なぜ何気なく話す言葉から、その人の「意識レベル」がわかってしまうのか?(その1)

今回のコラムは、前回のコラムでお話した影響言語に関するものです。

 

前回のコラムはこちらをご覧ください↓
【コラム】影響言語とは何か?

 

話す「言葉」の差は、「意識」の差

 

(その1)【まず動いてみる型(主体行動型)】と【まず考えてみる型(反映分析型)】

 

ここに、とっても積極的なお話をするAさんがいます。

 

Aさんは中小企業で働いている中堅社員です。

社長によくこんな表現を使って話をします。

 

「○○については、よく分析して、様子を見る必要があると思います。」

「○○をしなければならないと思います。」

「それは、絶対に○○すべきです!」

「本来、これは○○であるべきなのです。」

「それができたらいいと思っています。」

「是非やってみたいですよね!」

「それは、できるんじゃないですか?」

 

こうしたAさんの言葉を聞いてあなたは、Aさんはとても積極的な姿勢の持主だ、との印象を受けるかもしれません。

もしここでご紹介するスキルを知らなければ、「Aさんは、いろいろと思慮深いし、前向きな姿勢で取り組んでいて、なかなかいいじゃないか・・・」などとAさんを評価する社長さんもおいでになるかもしれません。

 

ここで質問です。

 

Aさんが決して「口にしようとしないこと」は何でしょうか?

 

これだけいろいろ言っているようで、「あること」を一言も言っていません。

 

あなたはそれが何だかお気づきになりますか?

 

それは、Aさんはこれらの数ある発言の中で、

 

「私がやります!」とか、「是非、私にやらせてください!」とは一言もいっていない、ということです。

 

自分がリスクを負う可能性のあることは上手に回避して、前向きなイメージを与える姿勢だけはキチンとアピールしようとしている姿勢がうかがえます。

自分の周りの状況や事態、社長の意見や反応を見ながら、深く考え、じっくり分析してから、そのうち行動に移していこうとする典型的な姿勢の持主です。

最終的には何ら自らは行動に移さないこともあります。

 

でももしかすると、Aさんの本当の狙いは、このようにリップサービスをして積極的で思慮深い姿勢を社長にアピールすることではなく、本当に自分でも何かをすぐにでも行動に移したいと思っているのかもしれません。

単にその気持ちを社長にストレートに伝えられないだけ、という状況も十分に考えられます。

 

そこで、このAさんの言葉が、単なるリップサービスなのか、本気の姿勢のあらわれなのかを見極める質問があります。

Aさんの「本当の姿勢」を簡単に見破る質問です。

 

それは・・・

 

『ねえ、Aさん! 何が変われば、「それ、私がやります!」って言えるの?』

 

社長から面と向かって言われたこの質問に対して、本当に自分でやる気があれば、これ幸いとすぐに具体的なことについてAさんは社長に何かを提言したり、返答してくるでしょう。

 

反対に、社長に前向きな姿勢をアピールすることしか考えていなければ、「え!?それは・・・」と言って身体がこわばり、言葉に詰まってしまうかもしれません。

下手なことを言うと、社長に言質を取られて、自分がリスクを負うハメになってしまうからです。

 

これが何気ない言葉にあらわれてくる「意識の差」です。

 

多くの社長が社員に期待していることは、自分で積極的に行動することです。

物知り顔の評論家などは必要としていません。

 

多くの中小企業では、社長自身が、自ら進んで能動的に、そして積極的に行動する傾向にあります。

彼らは「それは私がやる!」というつもりで、いつも新たな市場を見据えて自分の行動を考えているのです。

「できる、できない」ではなく、「する、しない」というレベルでものごとを考えています。

姿勢だけ上手にアピールしておこうとする人とは、こうした意識レベルが全然違うことがわかります。

 

ここでAさんの様な意識レベルの人を、社長の意識レベルに引き上げるのが、先ほどご紹介した質問です。

 

この「何が変われば、私がやりますって言えるの?」という質問は、とても優しい表現の問いかけだと思います。

「それは自分がする!」「自分がやるのが適任だ!」と思っている人にとっては、最高の誘導になるとは思いませんか?

 

半面、

 

「自分がそれをするわけじゃないし・・・」

「誰かがやればいいんじゃないの・・・」

「私は提案しているだけだし・・・」

 

と思っている人にとっては、気持ちの裏側を見透かされたような心にズシンと響く非常にきつい質問になります。

 

こういった社長からの問いかけが社内で常態化してくると、社長に何かを提案しようとする社員は、この高い意識レベルをもって社長に自分の意見を伝えるようになるでしょう。

評論家意識から当事者意識を持つ社員に変わり、いつの間にか社員の意識が社長の意識レベルに引き上げられることになります。

 

こうした何気なく使われる言葉の裏側にあるその人の意識を、言葉から探り、見極めていくことで、本人の意識レベルを知り、新たな問いかけの言葉で、本人の意識を変えていくことができます。

これは、ある言葉から自分の中にある「価値の基準」を刺激するといった、いわゆる「気づき」の瞬間でもあります。

 

また、相手の心の中にある意識を知ることで、相手とのより良いコミュニケーションに活かすこともできます。

 

何気なく話す言葉から、自分自身も含めてその意識を読み取るスキルについて、引き続きお伝えしていきたいと思います。

 

このスキルは、他人ばかりでなく、あなた自身を知ることができる、といったとても優れた方法でもあると思います。

 

 

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港区の筆跡心理コンサルタントが贈るお役立ちコラム

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