筆跡心理コラム

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21日で驚くほど自分が変わる!潜在意識で自分を操る10の方法
菊地克仁
株式会社 往来庵
菊地 克仁

1953年東京生まれ。大学卒業後、飛島建設株式会社に入社。 国内をはじめ、国際事業部の一員として、主に東南アジアの国々(マレーシア、インドネシア他)の建築工事に建築技術者として従事。 1989年 三菱信託銀行に転職し、土地信託事業や不動産有効活用事業に従事。 その後、信託銀行主導で設立準備に参画した新会社に出向し転籍。現在に至る。 2004年ごろから、プロフィールの続きを見る

2017年06月20日

筆跡診断は果たして信憑性があるのか?

 

筆跡診断で特性がわかる

例えば、あなたと同じ職場で何年間も一緒に仕事をしてきた人がいるとします。

 

何年も一緒にいたこともあり、あなたはその人の人柄や個人特性について、ある程度はわかるようになっているはずです。

 

この人柄や特性は、出会ってすぐにわかるようなことではなく、一定の観察期間が必要なものです。

 

ただ、筆跡を一目見れば、このような「時間をかけないとわからないような人柄・特性」が一瞬でわかります。

 

これは、字を診れば会ったこともない相手の特性を事前に知ることができる、という大きなメリットにつながります。
もちろん相手を知るための時間の節約にもなります。これができるようになると、より良いコミュニケーションや人間関係の構築に大きく貢献することになるでしょう。

 

相手の特性を事前に知ることで、より良いコミュニケーションが図りやすくなると共に、短時間で人間関係の構築ができるようになります。
これがあなたにとってどれだけ大きなアドバンテージを生むのか、すぐに想像できると思います。

 

では果たしてどれくらい信憑性があるのか?

 

私の行っている筆跡で診断する方法は、私の師匠である日本筆跡心理学協会 根本寛会長(故人)から習得したものです。
日本筆跡診断士協会 森岡恒舟会長のもとで故根本寛氏が共に様々な方々の筆跡データを集め、筆跡診断の世界をまとめあげたものが基本になっています。元のデータに関する資料は公開されておりませんので、筆跡から診断していく方法の信憑性を疑う声が一部にはあるようです。

 

私は今までに1,400名を超える方々の筆跡を診断してまいりましたが、個人特性と筆跡診断の内容が大きくズレることはありませんでした。
その字を書いた方の個人特性を見極めるツールのひとつとして、とても有効な方法だと思っています。

 

ただし注意して欲しいのは、この方法でその人の特性がすべて明確にわかるということではないということです。
個人特性が、本人ですらすべてがわかっているとは言い切れない以上、筆跡からわかるのはその中の部分的なものになります。

 

特に筆跡診断は、その人を決してタイプ分けするものではない、ということも大切なポイントです。
「○○といった特性を持っている」ということまでしかわかりません。
その特性が目に見える形になってあらわれているかどうかまでは、わからない場合もあります。
人は目的に応じて考え方や行動を変えることがあります。これが、「ひとりの人間には人格が70ある」などと言われる所以です。

 

ここで最も大切なことは、「その○○といった特性が自分にある、ということをどこまで自覚しているか?」という点です。
これがわかれば、意図的にその特性を活かすことができるようになります。
その特性に気がつかず、「そんなの誰だってそうでしょう?」ととらえていたら、その特性を伸ばすどころか、初期の段階でその芽を自ら摘んでしまうことになりかねません。
なぜなら、「誰だってそうだろう・・・」と信じている部分を、自分の個性として伸ばそうとは誰も思わないからです。

 

筆跡診断の歴史(海外)

フランスでは、筆跡から書き手の性格を分析する筆跡心理学(グラフォロジー(Graphology))の分野の研究が進んでいます。
グラフォログ(筆跡診断士)と呼ばれる有資格者が、フランスの公的機関のもとで認可されています。
「グラフォログ(筆跡診断士)」第1種は、フランス・グラフォロジー協会が認定し、第2種は国家資格になっています。

 

このフランス・グラフォロジー協会(パリ)は、ヨーロッパのグラフォロジーの分野では総本山として位置づけられているようです。
この協会のこれまでの役員は、アンドレ・ジイド、アルバート・シュバイツァー、アンドレ・モーロア等、ノーベル賞受賞者や知識人が名を連ねており、非常に権威ある団体となっているようです。

 

またフランスでは、企業の社員採用の際に、個人特性を知る資料としてグラフォログの筆跡診断結果が使われるそうです。
他に、ドイツ、イタリアでもグラフォログは公的機関の有資格制度として成立しています。
アメリカではあまり一般化はしていませんが、精神科を中心とした医学的グラフォロジーの研究に熱心のようで、神経症や精神病と筆跡の関係が研究されています。

 

日本における筆跡診断の歴史

※以下は故根本寛氏の書かれた記事から一部抜粋したものです

 

我が国における筆跡心理学の最初の著作物は、昭和39年に発刊された『書の心理』(誠心書房)です。
当時、新潟大学教育学部の黒田正典教授(1916年生まれ。元/東北福祉大学教授)が著したものです。
黒田先生は、同著の中で「筆跡心理学」という用語を使用しています。
外国の筆跡心理学の紹介と、ご自身も毛筆の筆圧測定など独自の研究を行い、東北大の教授連との交流があり協力も得ていた様子です。

 

『書の心理』のまえがきにつぎのように書いています。

 

(前略)

 

「わが国の筆跡心理学は、これから広大な未知の地帯に向う探検に似ている。
本書では計量的、実験的方法と内観的、了解的方法の両方が重視された。
前者は実証的であり、後者は直感的であるといえる。
よく誤解されるように、直感的なものは実証的なものによって克服されねばならないような認識論的に価値低いものであるとは考えるべきではない。
正しい認識のためにそれぞれの役割を持っていると考えるべきである」


(中略)


「本書では、あるものにおいては、実証的なものをして直感的なものの妥当性を検討させている。
他のものにおいては、重要なものは直感的なものであり、実証的なものは直感的なものを統制する補助手段となる。
また、さしあたり実証的なものが無力な対象については、直感的な見通しの獲得が求められている。
直感的なものが見通しを与え、実証的なものがその見通しを確かめるといわねばならぬ」

 

(後略)。

 

このように、筆跡心理学の研究においては、「直感・推論」的なものと、「実証」的なものの双方にそれぞれの役割があり、大切であると述べられています。

 

筆跡だけでなく「人」を見るのも重要

「健康であること」とは、肉体と精神が調和した結果です。
同様に、人を観察する時は、筆跡を診ると同時に本人と直接会うことも、とても大切なことだと思います。

それは筆跡からわかった個人特性を、実際に確かめる意味でもあります。
つまり、筆跡でわかった特性と本人の行動傾向や言動との差を観察することができるのです。
本人が筆跡でわかる特性を表に出していないとき、必ずそこには何らかの理由があります。
その理由を明らかにして、本人のことをより深く知るチャンスにつなげることもできます。
このように直接相手に会うことも、プロファイリングする上では重要な役割を担っています。
実際に会う前に、既に相手のことがある程度わかる、というメリットを有効に使ってもらいたいと思います。

 

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2017年05月22日

実はこんなにも違う!筆跡診断と筆跡鑑定の違いとは?

筆跡診断と筆跡鑑定を混同されている方が多い

筆跡診断は、筆跡からその人の「思考のクセ」や「行動傾向」など、「個人特性」を見抜くものです。
場合によっては、普段の「口グセ」などがわかる場合もあります。

 

書かれた字には、その人の無意識の世界がそのまま残されているので、筆跡診断はそれを読み取るスキルである、という考え方です。

 

「字を診たらその人のことが何かわかるらしい」というミステリアスな視点から、占いやスピリチュアルの世界と同じようなものだと考える方もおいでになります。

 

しかし、筆跡診断は筆跡に隠された本人の深層心理を読み取るためのスキルでしかありません。

残念ながら筆跡診断には、占いのようにミステリアスな点は一切ありません。

スキルというのは、学習し実践すれば誰にでも身に付けることができるものです。

 

一方、よく耳にする筆跡鑑定は、書かれた字が誰によって書かれたものなのかを鑑定するものです。
「同筆」か「異筆」を判定することを最大の目的としている専門分野です。
前者が同じ人物が書いたもの、後者が他の人物が書いたものを示しています。

 

例えば、
「亡くなる前日にたまたま病院に見舞いに行ったら、
爺ちゃんが全財産をオレにくれるって、この手帳に書いてくれたよ。ほら、これだよ・・・」

 

などと孫が突然言い出した時などに使われることもあります。

 

親族が、遺言書や、故人の意思をあらわしたとされる文書としては信頼できないと判断したときに、本人の書いたもの(同筆)かどうかを鑑定するのです。

 

私にこの両方の世界を教えてくれた一般社団法人 日本筆跡鑑定人協会根本寛会長(故人)は、筆跡の診断を習得した人にしか筆跡の鑑定は教えない、という姿勢を貫かれた方でした。

 

その人の個人特性もわからずに、字の形だけで筆跡鑑定をしてしまうと、とんでもない間違いを起こす可能性がある、との信念に基づくものです。

 

私も筆跡鑑定はできますが、民事訴訟等の争いごとの世界に首を突っ込むことになるためどうも性に合わず、本業にはしていません。

 

ノウハウは一緒だが、目的が違う

字の形からその人の特性を診ていくという点では、筆跡診断も筆跡鑑定もそのノウハウは一緒です。

どちらも字の書きグセからその個別性を判断したり、無意識の分野についてその特性を診ていくものです。

 

書きグセと一言で言ってもチェックポイントはたくさんあります。
字の大きさや偏と旁の間の空き具合、傾き、ハネの強さやその方向、角の丸さ、縦長横長、書き始めの角度、書くスピード、筆圧、字の配置、書き順等、どれもその人特有のものです。
これらのクセは直そうとしてもなかなかできるものではなく、自然にあらわれてしまうものです。

 

そういった違いを診ながら本人の書いたものかどうかを判定するのが筆跡鑑定、そういった書きグセのある人の共通する特性や深層心理を探ろうというのが筆跡診断です。
当然、筆跡診断のできる人が、その筆者の個人特性を知った上で、筆跡鑑定をした方がいいと思うのは、私だけではないと思います。

 

以下に筆跡診断と筆跡鑑定の特徴や違いについて、少し詳しくお伝えしたいと思います。

 

筆跡診断

その人の個人特性を読み取り、明文化して目に見える形で示すものです。
私はその人の「無意識の世界の見える化」などと呼んでいます。
人には誰でも4つの心の窓があると言われています。
これは「ジョハリの心の窓」と呼ばれ、1955年に二人の心理学者(ジョセフ・ルフトとハリー・インガム)によって提唱されました。
ジョハリとは、この二人の学者の名前からとったものです。

 

次の4つです。

 

1,オープンの窓(自分も他人も知っている自分)

2,秘密の窓(自分しか知らない自分)

3,盲点の窓(他人は知っているが、自分では知らない自分)

4,未知の窓(自分も他人も知らない自分)

 

筆跡の診断をすると、この4つの窓がすべてわかることもあります。
ただし、その読み取れた個人特性が何番目の心の窓なのか、ということまでは残念ながらわかりません。
これは筆跡診断でわかることの限界だと思っています。

 

また例えば、4番目の窓(未知の窓)を指摘した場合、「その特性は私じゃありませんね(ハズレましたね・・・)」という反応をいただくこともあります。

本人は意識したこともないので、当然かもしれません。
あるいは残念ながら、私が診断を間違えた、という可能性もあり得るでしょう。

 

そんな時、私はクライアントさんに以下のような話をするようにしています。

 

1,私の指摘間違いの可能性もあること。

2,指摘したことは、自分自身でも知らない個人特性のひとつかもしれないこと。

3,それは、自分の新たな可能性を示すことになること。

4,自分の特性の一部かもしれないと念頭に置いておいて欲しいこと。

 

私との出会いが、新たな自分自身の可能性の発見につながるチャンスになれば、これほど嬉しいことはありません。

 

筆跡鑑定

民事訴訟や刑事事件などでも行われるものです。
ニュースや映画、テレビドラマ等でも採り上げられることも多いと思います。
前出の筆跡診断という言葉に比べて、筆跡鑑定は遥かに聞き慣れた言葉かもしれません。
その目的は一言で言えば、「その字は誰が書いたものか?」を鑑定するものです。
その結論は、同筆か異筆か、のどちらかしかありません。

 

ここで最も大切なことは、誰にでも書ける部分が似ていることを根拠に同筆・異筆を判定するのか、他の人では書けない特徴を見抜いて同筆・異筆を判定するのか、ということになります。

 

前者はとにかく形が似ている部分、あるいは似ていない部分を探し出して結論を出すやり方です。
後者は、単純に字の形が似ているかどうかではなく、その人にしか書けない書きグセや無意識で書いている部分を見抜いて結論を導き出す方法です。

 

この二つには基本的に、似て非なるものがあります。

 

故根本寛氏は後者の姿勢を貫いていた方で、ご自身の筆跡鑑定書以外にも、前者の姿勢で作られた筆跡鑑定書の反論書を数多く手がけられていました。

 

例えば、お金を出すからこういう筆跡鑑定書を書いて欲しい、といった依頼が一部の親族から出されることなどもあったそうです。
まずその筆跡を簡易鑑定してみて、事実がその意向に沿えないとき、つまり依頼者の希望通りには書けない場合は、丁重にお断りをしていたそうです。
ところが裁判で、その依頼人の意に沿った筆跡鑑定書が別の鑑定人から堂々と出され、あきれ返ったことがあったというお話も聞いたことがあります。
すぐに別の親族から依頼があり、反論書を書いて裁判で勝利したことなども伺っていました。

 

筆跡鑑定人として活動されている方々も玉石混合のようです。

 

残された筆跡の意味づけによって、大きな財産が動いたり、貴重な証拠の一部に採用されるのが筆跡鑑定の世界です。
そのためには手段を選ばず、いろいろな手を使ってごまかそうとする人、そしてお金をもらってそれに加担する人も出てくるでしょう。
こういった世界に性格的にどうしても馴染めない私は、筆跡の鑑定はやっておりません。

 

筆跡を診ながら、人と争ったり人のイヤな面を見るより、その人の良い面を伸ばす方向に使っていきたいと考えています。

 

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2017年05月15日

筆跡を変える方法とそのリスクについて

「筆跡を変えると、人生が変わる」と言われています。

 

これをすでにご存じの方などは「筆跡を変える」ということに興味を持たれることも少なくありません。

 

 

文字を変えるだけで、嫌な自分にサヨナラできるかもしれませんし、なりたい自分に近づける可能性もありますからね。

 

ですが、不用意に筆跡を変えてしまうと、リスクを負うことになります。

 

なぜ安易に筆跡を変えることはリスクを負うのか?

 

「筆跡にはその人の無意識の世界が痕跡となってあらわれている。」これは、すでにお伝えした通りです。

 

ここではその先のお話をしたいと思います。「筆跡を変えていくと、なにが起こるのか」という話です。

 

一時的に筆跡を変えたぐらいでは何の影響も出てきませんが、普段とは違った筆跡を書き続けることは、あなたの無意識の世界に新たな刺激を与え続けることになります。

 

わかりやすく言えば、「字を変えたら無意識のうちに人が変わる」ということです。

 

筆跡を無理矢理変えることは、内部(無意識の世界)と外部(筆跡)の間に、故意に手を加えることに近しいと言えます。

 

ですので私は、何の目的もなく自分の書く字を変える、ということはお勧めしていません。

 

筆跡を変えて後悔した女性の話

 

以前、私がこの仕事を始めたばかりの頃の話です。

 

ある女性から「今以上に行動的になりたいのですが、どのように字を変えればいいですか?」と聞かれたことがありました。

 

当時の私は、どうしてその人が行動的になりたいのかといった理由までは確認せずに、「大きな字を書く人で行動的でない人はいないので、意識して大きな字を書くといいですよ!」とすぐに対策をお伝えしました。

 

それから3ヶ月ほどして偶然再会することがあり、「あれから本当に行動的な自分に変われました。」とお礼を言ってきました。

 

ここまではハッピーエンドのお話なのですが、彼女からの次の質問でその私の喜びも一変してしまいました。

 

それは「これっていつまで続ければいいんですか?」と聞いてきたのです。

 

実は彼女にとって行動的になることは何らかの理由から必要なことであっても、自ら進んでなりたかったワケではなかったのです。

 

行動的な自分を演じていただけで、義務感で考えていたのです。結構辛かったのでしょう。だから、いつまで続ければいいのか私に聞いてきたのです。

 

安易な気持ちで字を変えると、無意識の中で、本当の自分でいるよりも、演じる自分を優先してしまうような人生のリスクを負うことになります。

 

筆跡を変えると何が起きるのか?

 

もちろん、自分を良い方向に変えるために、あえて筆跡を変える…ということもできます。

 

ただその場合は、なんとなく筆跡を変えるのではなく、3つの手順を踏まえて行います。

 

  • 1,自分の「望む将来の姿」を明確にイメージする。
  • 2,そうなるために自分の「特性」のどこを活かせばいいのかを考える。
  • 3,その特性を示す筆跡の特徴を知り、その部分をより強調して書く。

 

これの繰り返しです。

 

「何だ、たったこれだけか!」という印象を持たれる方もいるかもしれませんが、自分の書き慣れた字を変えて書くということは、決してやさしいことではありません。

 

試しに実際にやってみればすぐにわかりますが、たった一文字でも続けて10字と書けないかもしれません。

 

例えば、「字」や「子」で、最後のところをいつもならハネているところをハネないで書くとか、あるいはいつもハネていないところを強くハネて書く、といった具合です。書いているうちに違和感を持ち始めて、元の自分の書き方に戻してホッとするといった気分を味わうことでしょう。

 

字を書くという行為は、決して小手先の表面的なことではなく、あなたの内部のどこかとつながっているのです。手を怪我した人が手の先に鉛筆をくくり付けて字を書けば、以前書いていた字と同じ書きグセのある字を書きます。字は手で書いているのではなく、脳が書かせているのです。

 

具体的に筆跡を変えるための方法

 

例えばあなたが行動的な人になりたいとしましょう。

 

最初にご紹介したように、行動的な人の書く傾向のある字というものがあります。この字を書いている人は行動的ですよ、という字です。

 

いくつかありますが、代表的なものを2つご紹介しましょう。

 

  • 1,大きな字を書く
  • 2,ハガキなどの郵便番号欄のすぐ下から宛先を書き始める

 

「なぜ行動的になりたいのか?」といった理由については長くなるので割愛しますが、やるべきことは「私は行動的である!」と言いながら、①と②の特徴をマネて書くようにすればいいのです。ただそれだけです。

 

ただし、ここで注意しなければならない重要なことがあります。

 

「私は行動的になりたい!」ではなく「私は行動的である!」と断言してしまうということです。

 

「私は行動的になりたい!」という言葉には、「今の私は行動的ではない」という前提があります。つまり、この言葉を発していると、その前提となっている意味がそのままあなたの無意識の世界に刷り込まれてしまいます。そして現状の行動的でない自分を強化するだけになります。

 

意識の上では「行動的になりたい」と言いつつ、無意識の世界へは「でも私は行動的ではない」と刷り込むことになります。無意識の世界がほとんどの行動を支配しているとはいえ、あなたはこの両方の世界を行ったり来たりしながら葛藤を続けるようになるでしょう。

 

永続的に筆跡を変える方法

では、どれくらいその行動を続ければ、あなたの無意識の世界に刷り込むことができるのでしょうか?

 

21日間です。

 

これは整形外科医であり精神科医でもあるマクスウェル・マルツ博士が発見したと言われています。

 

顔に傷のあった患者さんの話が有名です。顔の傷を取る手術をして跡形もなく傷が癒えた後でも、包帯を取って鏡に映った自分の顔を見ながら、まだ傷が残っていると主張する患者さんが多かったことが、この発見につながったと言われています。

 

患者さんの脳には、まだ顔に傷のあった記憶が残されており、術後も患者さん自身にはその傷が見えた(ような気がした)と言われています。3週間ほどすると、やっと傷の癒えた状態を素直に認める傾向が見られるようになったため、この期間を発見したと言われています。

 

これは記憶力がいいとか、頭がいいとかいったことではなく、人間の仕組みの話です。

 

書店にも、例えば「3週間でわかる○○の方法」とか、「21日間で学ぶ○○」といったタイトルの本を目にすることがあると思います。この期間の根拠はここにあります。20日でも1ヶ月でもないのです。

 

自分の筆跡を直す場合でも、同様にこの3週間が必要になります。ひとつの行動を習慣化させるために必要最低限の期間です。この間に「こんなこと、やめちゃおうかなぁ・・・」といった誘惑も起こります。

 

なぜこういった新たな行動にブレーキをかけようとするのか、無意識の世界のしくみやその特徴に触れながら説明をしなければなりませんが、それについてはこのサイトで追々ご紹介していこうと思います。

 

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2017年05月15日

文字の配置から性格を見極めるための筆跡診断のポイントとは?

今までは文字単体から診断する方法についてお伝えしてきましたが、文字の“配置”でもその人の特性を知ることができます。

 

字もその配置も、どちらも本人の無意識の行動がそのまま残されたものです。従って、両方ともその人の最も心地のよいものとして表現されています。

 

無意識なので心地よさは感じていないと思いますが、「その人の特性がそのまま痕跡となって残っている」という考え方が筆跡の診断では生きてくるわけです。

 

ここではいくつか字の配置の特徴とその人の特性についてお伝えしていきましょう。

 

漢字だけではなく配置でも筆跡診断ができる

1,文字の間を大きく空けて書く

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字の大きさのバランスを考えると、必要以上に宛名にある住所の文字の間が空いています。

字と字の間に比較的大きな隙間のある書き方です。

たったこれだけのことから、この方の個人特性の一部を知ることができます。

 

【個人特性】

・この方はとにかくマイペースです。

・自分のペースを守って行動しようとします。

・行動がゆったりとして見えることがあり、少し急かせたくなるようなところがあります。

 

【解説】

自分のペースを守るあまり、他の人と一緒に何か行動を共にするというのは、あまり得意ではないかもしれません。

一緒にやっている周囲の方々を、いらだたせることになるかもしれません。

 

一緒に行動する方々との関係上、自分の立場が上なら、下の人にペースを合わせるようにしてもらえば済みます。

自分の立場が下だったり、同じ立場で共同作業のスケジュール合わせなどが必要だったりすると、その調整作業に結構苦労すると思います。

 

基本的に自分を他人のペースに合わせる気がないので、周囲からは自分勝手に好き勝手しているように見えてしまうこともあります。

ただ、本人は意識してペースを合わせないようにしているのではなく、自分のペースを守るが故に、他の人と行動がズレていってしまうのです。

 

「○○さんって、マイペースですよね!」などと言われることがあると思います。

本人は悪気があるわけではないので、周囲もおおらかな気持ちで見守ってあげる必要があります。

本人も、周囲の誤解を避けたり、余計な心配をさせないという配慮から、途中経過を積極的に関係者に公開したり、意見交換するように工夫することで、周囲の方々との調和を図りやすくなると思います。

 

2,住所が徐々に中央に寄って来る

スクリーンショット 2017-05-16 16.51.52

相手の宛先を書いているうちに、どんどん中央に寄ってきてしまう書き方です。

 

【個人特性】

・楽天的でプラス思考が強い傾向にある。

 

【解説】

基本的に明るく楽しいことが大好きで、楽天的な点が特徴です。

用心深さが少し足りない部分があるかもしれません。

 

この字の配列で書く人は、深刻な悩みや悲しい話題を相談する相手としては、あまり向いていない可能性があります。

なぜなら、陽性のプラス思考の姿勢が強いため、あなたの意に反する部分で、必要以上に励まされたり、明るい雰囲気や考え方を押し付けられるような気持ちになるかもしれません。

 

3,宛先の住所を一気に下まで1行で書く

スクリーンショット 2017-05-16 16.51.58

【個人特性】

・自分で決めた以上は一途にやり遂げようとする気持ちが強い

 

【解説】

この人は、一途にものごとに集中して最後までやり抜こうとする姿勢がその特性なので、要領の悪いところなどがあるようです。

また、臨機応変に器用に対応するとか、機に敏な動きをするといった対応については、あまり得意ではないかもしれません。

 

この書き方をする方が、どのようなことに一途になっているのか、コミュニケーションを通じてあなたが知ることが大切なことです。今後の人間関係に大きく影響してくることでしょう。

 

配置を総合的に診ると?

 

さて、ここで挙げた3つの書き方を総合的に見ていくと以下のようなことがわかります。

 

もしも1と2を合わせた書き方をする人がいるとしましょう。字の隙間を空けながら、ハガキの中央に寄っていく書き方です。

 

これは、1、2、3の指摘をすべて満たしていることがわかります。

 

すると、この書き方の人は、

 

・マイペースであること。

・楽天的でプラス思考が強いこと。

・一度自分でやろうと決めたことは、最後までやり遂げようとすること。

 

といった特性を持っていることがわかってきます。

 

もしもあなたがこのような書き方をしていれば、「その個人特性をどこで活かそうか?」とか、「どういう環境であれば強みとして活かせるだろうか?」と考えることができます。

 

これは、あなたのこれからの人生を考えるときに、決して無駄になることはないでしょう。

 

逆に言うと、「周囲との協調性を常に要求され、マイナス面や問題点を明らかにして解決策を考えながら、適宜対応をその都度変えていく」ということを要求されるような環境では、苦労の連続になるでしょう。あなたの持っている特性(得意な面)が活かしにくいからです。

 

その中で努力して頑張るという生き方も一つの選択肢ではありますが、もっと自分らしさを活かす生き方があるかもしれません。これはあなた以外、誰もにわからない部分です。

 

このように「己を知る」ことにより、自分の人生をより充実したものにしていこうというのが筆跡診断の目的のひとつでもあります。

 

筆跡の診断ポイントは、文字やその配置も含めて70近くあります。

 

今までご紹介してきたものはそのほんの一部でしかありませんが、筆跡を診断していく上で一番大切なことは、まず「己を知る」ということにあります。他の人を観察したり、他の人と自分と比べるにしても、自分の特性がわかっていないと正確なことは何もわかりません。

 

コミュニケーションを図る上で、まず「己を知ろう」というのは基本的な姿勢だと思います。「彼を知り、己を知れば、百戦危うからず」とは有名な孫子の言葉です。

 

 

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2017年04月27日

筆跡診断テスト!筆跡に性格が現れやすい文字がコチラ

以前のコラムでは、筆跡診断によって、自分の知らない性格を知ることができる・・・ということをお伝えしてきました。

 

今回は、自分でできる筆跡診断テストと、その見方についてご紹介します。

 

実際に紙とペンを用意して、次に挙げる字を書いてみてください。

 

なお、実際に書くときには、以下の点にご注意ください。

 

1,字が綺麗とか汚いとかいったことは、まったく関係ないこと。
2,リラックスしていつも通りに書くこと。
3,筆跡からわかるのは個人特性だけで「良し悪し」はないということ

「様」という時を書いてみる

 

「様」という字を書いてみてください。

 

その字を「書いた人の特性」を、筆跡の特徴からわかる9つのポイントについてご紹介します。

 

木偏の第1画となる横線が長い

 

スクリーンショット 2017-04-25 15.16.13

 

【個人特性】

  • 自分の特技や専門性を活かすことに高い意識がある。
  • 高い専門性を活かした世界に強い関心がある。

 

【解説】

高い専門性や、他と異なる高度なスキルに対する関心がとても高い面があります。

 

これは現在、既に高いスキルを持っているとか、専門性のある世界で活躍しているかどうかといった面とは別の問題です。

そのような世界で活躍している人もいれば、そうでない人もいます。大切なことは、その意識です。

 

私のところにおいでになるクライアントさんで次のような方がおいでになりました。

この特徴の字を書かれているため、そういった意識が高いですね、とお伝えしたところ、「とんでもない、私はそんな人じゃありません。」との答えが返ってきました。

「社内にとても専門性に優れた方がおいでになり、常日頃からその方を尊敬しており、その方に比べたら自分なんて足元にも及ばないです」とのことでした。

 

この方は自分の特性をまったくわかっていないことがわかります。少しでも持っていれば、少ししかないとわかりますが、まったく最初からないものは、それがないということすらわかりません。

 

この方の意識の中には専門性に対する高い価値観を持っているため、そういったスキルの高さに自然と目がいくのです。その意識がなければその対象となる方を尊敬の眼差しで見ることもありません。

 

大切なことは、現在の自分と比べるのではなく、「なぜ自分がそう思うのか?」ということに気がつくことです。他の人を見て「いいなぁ」と思う点があれば、自分の中にも同じものがあるのです。そして次に考えることは、如何に意識してその自分の特性を活かしていくか、ということです。

 

  • 最後の部分を右に長く流して書く。

 

スクリーンショット 2017-04-25 15.16.20

 

【個人特性】

惚れっぽい。

自分なりの楽しみ方を知っている。

 

【解説】

この部分はこの字の最後の部分です。字の形からわかる通り、最後までなかなかペンが紙から離せないことが想像できます。その状態をできれば続けていきたい姿勢のあらわれだと思います。

 

つまり、ひとつのことに入れ込みやすい傾向が読み取れ、簡単に言えば、惚れっぽいところがあると言えるようです。未練がましくいつまでもこだわる、といった面としてあらわれることなどもあるかもしれません。

 

ものごとであっても人であっても、「これは!・・・」と思うと、どんどん入れ込んでしまうところがあります。ひとつのことに固執しやすい面を持っていると思います。ただ、そういった自分自身を知っていることが多いため、自分だけの楽しみ方を知っている人だとも言えるでしょう。

 

こういった個人特性を前提に、どんなことをライフワークにしているのか聞いてみると、この方に対する理解をより一層深めることになるかもしれません。

  • 書き始め部分をひねって書く。

 

スクリーンショット 2017-04-25 15.16.25

 

【個人特性】

非常に強いこだわり、信念、信じ込みがある。

心の琴線に不用意に触れると後が面倒。

 

【解説】

書き始めを強くひねって書く方は、自分の中に何か強いこだわりや信念、独自の価値観を持っていることが十分に考えられます。この人は、他の人と違う「何か」を意識の中に強く持って守っていると考えた方が無難です。

 

筆跡からは「それが何なのか?」ということまではわかりませんが、こういった相手の内面的な姿勢が事前にわかるだけで、その方とのコミュニケーションがとても取りやすくなることは、すぐにおわかりいただけると思います。

 

コミュニケーションの際に、「この方は何かこだわりや信念を持っているのかなぁ?」ではなく、「この方はどこに強いこだわりや信念を持っているのだろうか?」といった姿勢から会話が始まると、その内容の質がまったく異なってくることに気がつくと思います。

 

これは筆跡の分析を、事前に相手を知るために使う最もわかりやすい事例だと思います。つまり相手を事前に知って適切なアプローチ方法を考え、コミュニケーションに活かしていく方法です。

 

  • 木偏の第4画目を第1画目の縦線を切るように書く。

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【個人特性】

白黒ハッキリさせたい。

スパッと歯切れよくスッキリしたい。

 

【解説】

この部分を軽く切るように書く人は、「白黒ハッキリとさせたい」といった思考のクセがあると考えられます。「で?どっちなの?」とか、「あなたはどう思うの?」といったように、相手に対して白黒ハッキリさせる姿勢や態度を強要したりすることもあります。

 

この字を書く方は、自分の中に白と黒の引き出ししか持っていないとイメージしてみるといいかもしれません。中庸となるグレーの引き出しがありません。従ってグレーの情報をもらうと、二つしかない自分の引き出しに入れる際に、どちらに入れていいのかわからず、相手にどちらなのかを要求することになります。

 

グレーの引き出しを持っている人から見ると、何でそんなにせっかちに結果を決めたがるんだろう、などと感じることなどもあるようです。

 

スパっと割り切ってスッキリしたい、といった感覚が強いため、周囲からはとても性格が強い人という風に見られることなどもあります。過去の出来事やものごとを白黒ハッキリとさせて記憶していることが多いため、突然切れのある言葉などで周囲の人たちを驚かせることなどもあるかもしれません。

 

  • 木偏の第2画目の頭が高い。

 

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【個人特性】

トップダウン型リーダーシップ性を発揮できる場にいることが大きなモチベーションを生む。

普通とか平均、一般的といった状態に満足できず、それ以上のことを望む傾向が強い。

 

【解説】

組織の中で「普通」とか「平均」でいることは我慢ができず、自分が抜きんでたようなリーダーシップを取りたがる傾向があります。「オレについてこい!」「私について来て!」といったトップダウン型のリーダーシップ気質を持っています。

 

従って、上司からの指示に必ずしも従順に従うことばかりではありません。組織の中で逆にどうやって上司を上手く利用していこうかと考えているかもしれません。この人は、役に立たないといって上司を馬鹿にしたり、どうやって上司を使って次の自分のポストを狙おうかを考えているのです。

 

実際にリーダーシップをとるためには、他に必要な要素がたくさんあるため、この字を書いていれば強いリーダーシップ性が現実化するかどうかはわかりません。ただし、「組織の上に立つチャンスになるから頑張れ!」という言葉は、この方のモチベーションアップに大きくつながるということは明らかでしょう。

 

この字を書く人は自分の考え方に従って、「誰だって組織に入った以上は上に立ちたい筈だ!」と考える傾向が強いため、それ以外の価値観を持って仕事をしている人のことを理解できないところがあるかもしれません。

 

木偏の第2画目の頭が低い。

 

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【個人特性】

みんなと一緒に良い結果を出したいといった、ボトムアップ型リーダーシップ性がある。

他を無視して自分だけ独走することは好まない傾向が強い。

 

【解説】

前述の特徴とは真逆になります。「私の関わり合いになった人は良い結果を出すためにみんなで一緒に頑張ろう!」といった感覚です。相手の目線になって一緒に考えたり、お互いのためになる情報を共有したりしながら、できるだけ良い結果に結び付けていこうとする姿勢です。「自分がみんなを引っ張る!」とか、「私に従え!」といった言動はなく、「とにかくみんなでいい結果出そう!」といった姿勢です。

 

更に、強いリーダーシップ性のある人を上に求めたりすることもあります。強いリーダーのもとで、名参謀役として実力を発揮するような面を持っているようです。

 

 

  • 最後に余計なものを書く

 

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【個人特性】

オシャレ心あり。

自分を実情以上に良く見せたいと望む欲求が強い。

 

【解説】

こうして書き加えられた二つの点は、本来の字にはないものです。でもこの人は、何となく最後にチョンチョンと点を付け加えて書いてしまいたくなるのです。これが何を意味しているのかということです。

 

この字は実際に送られてきたハガキの宛名書きから採ったものです。ハガキに宛名を書くときを考えながら、この字にあらわれた特徴の意味を考えてみたいと思います。

 

通常はハガキに相手の住所氏名を書くとき、間違って書いてしまうと書き直しになるので、結構緊張して書くことになります。相手の氏名を書き終わった時点で、残された作業は「様」の字と、差出人欄に記入する自分の住所氏名だけになります。これらはいつもの書き慣れた字です。つまり「様」の字を書くところから一気に緊張感がなくなるのです。ホッとして気が緩んだ時に本心があらわれやすくなります。

 

この人が女性の場合、持ち物や服、アクセサリー、言葉遣いなどにちょっとしたオシャレ心をもっていることがわかります。その部分を指摘して褒めると喜んでくれる筈です。あなたのことを、同じようなセンスがあって共感してくれる人だと思うからです。男性の場合でも、上着の裏地やペン、メガネ、バッグ等、ちょっとしたものにお金をかけている可能性があります。気をつけて観察してみてください。こういったアプローチも、筆跡心理をコミュニケーション術のひとつとして使う方法です。

 

偏と旁の間が空いている。

 

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【個人特性】

人の話が素直に聞ける。

心が広く、先入観なく人に接することができる。

 

【解説】

一定の社会経験をしてくると、様々な場面で人の話には耳を傾けなければならないことを学ぶようになります。この字の特徴を持った方は、経験から学ぶ前から、既に人の気持ちになって話が聞ける姿勢を持っていることが考えられます。自分の勝手な先入観など持つことなく、素直な気持ちで相手の言葉に耳が傾けられるのです。「偏と旁の間にはその人の心の広さが入る」と考えられていますが、とてもわかりやすい比喩だと思います。

 

この字を書く人が、この人の話が聞ける特性(傾聴力)を日常生活でも積極的に活かす方法があります。それは、単に話を受け身で聞く姿勢を保つのではなく、相手への質問力を上げることです。そのことによってより深い話が聞けるようになります。そのことで益々この特性を強みとして活かせるようになるでしょう。これが、筆跡から己を知り、その個人特性を積極的に活かしていく方法です。

 

  • 偏と旁の間が狭い。

 

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【個人特性】

自分の中に強い意思や信念、こだわり、思い込みがある。

自分と反対意見だと知ったら、その人の話は聞かない。

 

【解説】

前項でご紹介した特性と真反対になります。相手が自分と違う意見や考え方だとわかった途端に、別のことを考え始め、その相手の話は右の耳から左の耳へす~と抜けていくようになります。社会人としての常識を兼ね備えていれば、聞くフリだけは上手にするかもしれませんが、意識はもう別のところにあります。「いちいちそんな意見聞いていられるか!」といった気持ちかもしれません。

 

ただそうなるには理由があります。自分の中に非常に強い信念や価値観、強く信じているものがある可能性が高いと言えそうです。

 

この字を書く人は、自分の内部の価値観で動く傾向が強いため、逆境には非常に強い面を持っていると言えます。「人が何と言っても私には関係ありません」といった強い姿勢になることもあります。その人の特性とは、強みにもなり、弱みにもなるものです。その環境が評価を決めることになります。

 

まとめ 

筆跡からわかる9つの特徴について説明をしてきましたが、いかがでしたでしょうか?

 

ここで最後に大切なことをお伝えしたいと思います。

 

筆跡診断による個人特性そのものについては、良いも悪いもないということを知っておいていただきたいと思います。つまり筆跡診断は個人の持つ特性自体の価値を評価したり、良し悪しを判断するものではないということです。

 

例えば、あなたが青いシャツを着て、濃紺の上着を着ているとしましょう。私がお伝えしていることは、「あなたは青いシャツの上に濃紺の上着を着ている」というだけで、そのこと自体に良いとか悪いとかいった価値判断はありません。筆跡を分析することはこれと同様に、その人の心の内部についてわかる部分を描写しているに過ぎません。従って、その指摘された内容そのものには良いも悪いもありません。あるがままの内面にある姿をそのまま告げるだけです。

 

大切なことは、「自分自身でその個人特性をちゃんと知っているか?」ということです。そして「どうやってその特性を強みとして活かしていくか?」、「どういう環境ならその特性を活かせるのか?」を考えて、自ら行動することです。そういった姿勢でいることが、その人らしい人生を歩む第一歩になります。

 

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